西山朋佳女王に甲斐智美女流五段が挑戦する第16期マイナビ女子オープン五番勝負がいよいよ開幕します。第１局は４月４日（火）、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます。対局開始は10時。昼食休憩は12時から13時。おやつは14時に提供されます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）、使いきると１手60秒未満の着手。開幕局により先後は振り駒で決められます。立会人は深浦康市九段、記録係は竹部さゆり女流四段が務めます。

【主催：株式会社マイナビ】
https://www.mynavi.jp/

本局の中継は、棋譜コメントを玉響、ブログを生姜が担当いたします。よろしくお願いいたします。

本局は現地で大盤解説会が行われます。解説は深浦九段、聞き手は野原未蘭女流初段です。申込は当日先着順（定員90名に達し次第終了）。13時30分受付開始、14時から始まります。

【第16期マイナビ女子オープン第1局大盤解説会】
https://www.jinya-inn.com/databox/data.php/topics_230320_ja/code?msg=1

（生姜）

15時ごろに関係者が到着し、16時ごろに記念撮影が行われました。

（入口前でツーショット）

（立会人の深浦九段と）

（左から角竹輝紀・代表取締役社長、甲斐女流五段、深浦九段、西山女王、記録係の竹部女流四段、粟井俊介・執行役員社長室長）

（庭園内でも１枚）

（生姜）

記念撮影が終わり、検分に移りました。


（西山女王）

（甲斐女流五段）

（駒は２種類のものから選ぶことになった。両者とも甲乙つけがたい様子で悩むことも）


（照明は今回から細かく調整ができるようになり、明るさの度合いを確認した）

（開幕局ということで振り駒の練習を。竹部女流四段が角竹輝紀・代表取締役社長にレクチャー）

（竹部女流四段が「よ～くシェイクしていただけますと対局者が安心しますので」と教えて、和やかな雰囲気になった）

空調の調整に関しては竹部女流四段に頼む形でまとまりました。検分は10分ほどで終了しました。

（生姜）
 

17時30分ごろから夕食会が行われました。

（両対局者、関係者による夕食会。対局者はあいさつ終了後、自室で夕食を召し上がる）

角竹輝紀・マイナビ出版代表取締役社長
「歴史に残るようなシリーズになることを心より祈念いたします」

清水市代・日本将棋連盟常務理事
「明日はどのような熱戦が繰り広げられるのか。ぜひ皆様もご期待ください」

西山朋佳女王
「今年も陣屋さんにうかがいまして、また五番勝負がやってきたんだなということを実感しています。甲斐さんは本当に尊敬している先輩。自分にとって最初で最後の甲斐さんとの五番勝負になるので、悔いなくシリーズを戦いたいと思っています」

甲斐智美女流五段
「マイナビ女子オープンは初めてタイトルを獲得した、私にとっては本当にうれしい思い出のある棋戦です。久しぶりに陣屋さんに足を運んで、先ほど検分をしましたが、当時と同じ対局場でしたので心から懐かしさが込み上げてきました。このような大きな舞台で西山女王と指せることをうれしく思います。先にご報告をさせていただきましたが、女流棋士を引退させていただくことになりました。長い間、将棋を指させていただきまして、本当にたくさんの方にお世話になりました。自分が成長する機会をたくさんいただき、心の底から感謝しております。明日からの五番勝負はその感謝の気持ちを込めながら、一局一局、精いっぱい務めたいと思っています」
（書き起こし＝玉響）

以上で本日の更新を終了します。明日もどうぞよろしくお願いいたします。

（生姜）