2回戦第4局 12月20日(月) 石橋幸緒四段―室谷由紀1級 東京・将棋会館 ■スポンサー特典(いずれも希望者のみ) (1)対局開始後と終了後数分間、盤側にて観戦していただけます。本局には4名のスポンサーがついています。木村耕太郎様・山本広樹様・匿名希望の方2名から各1口、合計4口を頂いております。■マイナビ女子オープン スポンサー募集のお知らせ甲斐智美女王への挑戦権を争うトーナメントのスポンサーになってみませんか?ご希望の対局の勝者に、あなたの懸賞金が贈られます。個人でも法人でもお申し込みいただけます。
■対局日程
準決勝第1局 1月 7日(金) 上田初美二段―矢内か熊倉 東京・将棋会館
準決勝第2局 1月20日(木) 斎田晴子四段―石橋か室谷 東京・将棋会館
(2)局後、勝者に懸賞金を贈呈する際、スポンサー様から直接お渡しいただけます。
(3)週刊将棋とマイナビ女子オープン公式ホームページ内にスポンサー表記を掲載します。
(4)勝者のメッセージカードを後日贈呈いたします。
●スポンサー料金(懸賞金)/1口4万2000円(税込)。
●お支払い方法・掲載基準/個別に応じますのでお問い合わせください。
●締め切り/対局日の7営業日前まで。
■申し込み・お問合せ先
毎日コミュニケーションズ スポンサー係
℡ 03-6267-4488(文)
図は11時頃の局面。熊倉女流初段は▲1五歩と1筋の位(くらい)をとった。将来の端攻めを見た大きな手だ。ただしその分中央で遅れをとることになり、バランスの取り方が問題になる。振り飛車の布陣で特徴的なのは、6六の銀。この銀は▲5五歩と突き、飛角両方と連携をとって後手陣に攻め入ることができる。攻め重視の配置なのだ。ただし、▲1五歩と突いた形では少し事情が異なる。というのも、やはり中央にかける手が遅れているため、▲5五歩から攻めた場合に損をする可能性があるからだ。したがって、▲1五歩と突いてある形では▲5七銀と引き、陣形を引き締めつつ角筋を通す指し方が一般的。
いっぽう後手の矢内女流四段は、△4二銀と引くチャンス。△4二銀~△3一銀右と固めた形は、松尾歩七段が公式戦で採用したことから「松尾流穴熊」と呼ばれる。一時期は「松尾流に組めれば勝率8割」と言われたほど、振り飛車に対して猛威を振るった。ここでは、その松尾流穴熊に組むチャンスが訪れているかもしれない。
ここ数手が本局の流れを決める岐路になりそうだ。
(今朝の鳩森神社。色づいた銀杏が地面を覆っている)
(文)