（先手、大島女流二段側の玉）


（後手、宮澤女流１級側の王）


（棋譜用紙）


（昼食休憩中の歩月）

（宮澤女流１級のお盆には、マイナビ女子オープンのマグカップと、将棋の盤駒をあしらったハンカチが置かれていた）
（独楽）

12時40分、対局が再開されました。


（大島女流二段は深く息をついて考え続ける）

（宮澤女流１級は静かに待っていた）




​​​​​​​（独楽）

昼食休憩前に打たれた２七角がどうなるかという場面。先手の大島女流二段は馬を作らせる選択をしました。図の局面を含めて、ここ数手で１時間以上の使っています。
後手からは△９五歩から歩を入手して△３六歩の狙いがあり、先手が受けるには▲５五銀と馬を追う手が有力でした。ただし、▲５五銀に（１）△同馬▲同金△６九飛成や、（２）△４三馬から△５四歩を狙われるなど、危ない筋もあります。
本譜はじっと▲７六歩としました。


（大島女流二段がここ数手で時間を使った。残り時間は１時間20分）

（独楽）

​​​​​​​（独楽）

△６五桂▲５六金に△５七桂不成と後手が飛車交換を挑みました。代えて△８六歩や△７五歩と突いて、▲同歩と取ってもらったら△５七桂不成が理想だったと、本日、東京・将棋会館で対局立会人を務める佐藤義則九段は話します。仮に△７五歩▲同歩△８六歩▲同歩の交換が入っていたら、後手優勢でした。本譜は難解な形勢です。

（宮澤女流１級が飛車交換を挑んだ）

（独楽）