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将棋情報局

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暦の上では立冬(11月初旬)を過ぎると冬ですが、鳩森神社の木々の様相は晩秋の気配です。


将棋会館の看板下のモミジはいい色に。


桜の葉はもう数えるほどになっている。冬の気配だ。


金色に輝く大イチョウはいまが見ごろ。


ススキの穂は盛りを過ぎつつある。


将棋堂。

(八雲)

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本局の使用駒は「富月作・錦旗書」。





(八雲)

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図は14時過ぎの局面。何気なく△9四歩と突いたところですが、この手には怖い狙いが秘められているようです。以下、棋譜コメントより抜粋。

検討が進み、先手の模様が良さそうながら絶対にプラスになる手が難しいかと三枚堂四段。例えば▲5九金(6九角のキズを消しながら金を寄せる)には△8四飛が気になるようだ。▲8六歩に△4四銀▲6六銀△5四飛(参考図)とまわる。つぎの△9五歩と△5六飛▲同歩△6七銀が受けにくい。
「そうかー。後手は一発狙っているから慎重にならないと。気がついたらすぐ形勢が入れ替わっちゃいます」(三枚堂四段)



(八雲)

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図は14時30分頃の局面。後手の伊藤女流初段が「切り札」と言われていた△4四銀のぶつけを決行しました。先手が▲3五歩と伸ばした手に反応したもので、中継室でも予想されていた手です。
「ついに行きましたね。先手もここは気を付けて対応しないと、これまでのリードが水の泡になってしまう恐れのある危険な局面です。ただ、ここ数手を冷静に乗り切れれば先手が良さそうです」(三枚堂四段)


苦しいと思われていたところで「切り札」を投入して勝負に出た伊藤女流初段。

(八雲)

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前図、伊藤女流初段の切り札で角がぶつかった局面で、中継室では角交換を避けて後手の角を働かせない順を検討していました。しかし、甲斐女流二冠は積極的に角交換から攻める順を選択しています。
中継室の検討陣は当初は角交換の選択に懐疑的でしたが、検討が進むにつれて先手の攻めが厳しいことが分かって来ました。
「なるほど、これが一番早い勝ち方なのかもしれません。このまま決まれば、後手の△8八角を働きのない駒にすることができます。先手はこの図の直前に▲2五桂とぶつけた手が、危ないように見えて好手だったと思います。ここからは終盤戦に入りますね。面白くなってきました」(三枚堂四段)


リスクを恐れず積極策で決着をつけにいった甲斐女流二段。

(八雲)