(長谷川女流二段)
長谷川女流二段の角交換振り飛車に、上田女流三段が居飛車で対抗する戦型となっている本局。
2012年、両者によって争われた第5期マイナビ女子オープン五番勝負の第3局でも同じ戦型は指されていた。
上田女流三段が勝利してタイトル防衛を決めたその一局、序盤は長谷川女流二段が一直線に穴熊を目指し、上田女流三段は矢倉に組む展開だった。【参考図】
本譜は、長谷川女流二段がその時とは玉の囲い方を変え、また違った展開へと進んでいる。
30手目時点での消費時間は、▲上田20分、△長谷川45分。
長谷川女流二段にとっては、リベンジマッチとなる本局。その時間の使い方から、長谷川女流二段が序盤から神経を使って考えていることが見てとれる。
(梅)