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タイトル戦では、15時になると両対局者におやつが出されます。本日のおやつは関西将棋会館の近くにある創作西洋和菓子・松月の「福島ふんわりロール」です。
飲み物は、里見女王がコーヒー。加藤奨励会１級が紅茶です。
創作西洋和菓子 浪速育 松月（しょうげつ）
（夏芽）
時刻は16時を回り、79手目▲１五歩まで進みました。△同歩なら▲２七桂（もしくは▲４五飛）の香狙りが厳しい攻め。居飛車穴熊の弱点は端（１筋）と言われますが、その弱点に狙いを定めて里見女王が襲い掛かっています。
（機敏な動きで局面をリードする里見香奈女王）
（夏芽）
ＪＲ環状線福島駅から福島聖天商店街を通り、西へ５分ほど歩くと「浦江聖天」と呼ばれる寺院があります。正式名称は如意山了徳院。ここでお祈りをすれば富を受け、男女仲睦ましく、子宝に恵まれるなどのご利益があるそうです。
【吉野の桜か 野田の藤】という言葉があるほど、野田（福島区）の藤は有名です。毎年４月には野田・福島間で「のだふじウオッチングスタンプラリー」のイベントがあり、この了徳院の藤棚も観光スポットのひとつです。
しかし撮影で中に入ると残念なことに藤の開花は終わっていました。住職の話では「ここの野田藤は時期を過ぎればすぐに枯れた蔓を取り除きます。そうしないとマメを作って栄養を吸い取ってしまうので。早めに手入れすることで翌年の花が綺麗になるのです」とのこと。
浦江は江戸時代、淀川下流の低湿地帯で杜若（かきつばた）の名所とも言われていました。松尾芭蕉もこの地を訪ね【杜若 語るも 旅の ひとつ哉】という一句を詠んでいます。
【所在地】大阪府大阪市福島区鷺洲2丁目14-1
（夏芽）
101手目▲５三金まで進みました。この金打ちが厳しい一手。１四の香との連携で左右両サイドから攻める挟撃の形になっています。先手陣の美濃囲いが堅いので、ここで攻め合いに出るのは先手十分。よって加藤奨励会１級としては、しばらく相手の攻めを凌ぐ展開になりそうです。
（苦しい局面が続く加藤奨励会１級。ここを凌いで逆転につなげることができるか）
（夏芽）
いよいよ局面は終盤戦へと突入します。控室も検討陣が増えて賑やかになりつつあります。
（継ぎ盤では東和男七段と香川愛生女流王将が熱心に検討を続けています）
（モニターで進行を見守る関係者一同。写真左から２人目は長沼洋七段）
（菅井竜也五段も控室に姿を見せました）
（夏芽）