図の局面で香川女流王将が時間を使っている。解説の上村四段が図から▲２二角△１九角成▲１一角成△３三桂に▲４八金（参考図）とバシッと上がり「この展開は先手の穴熊の遠さが生きると思うんだけどなぁ。こうなれば先手持ちです」と話す。
（香川女流王将は△２八角に時間を使っている。▲２二角と敵陣へ打ち込むか）
（吟）
▲５四銀と香川女流王将が打った局面。これには△同金▲同歩に△５五香や△５六香が厳しいと言われている。△５六香に▲同飛は△４九飛成がキツイ。次に△２九馬が飛車に当たる。
「伊藤さんが優勢になっていると思います」と上村四段。１六の角が遊んでいるのが痛い。
（相手の手に乗じて優勢な局面を築いた伊藤奨励会１級）
（吟）
（今日は書道部。「ちょっと書道部へ挨拶に行ってきます」と上村四段。しかしまだ始まっておらず、上村四段が筆を取る）
（お手本を見ながら筆を進める）
（吟）
▲６九金打に△５四飛成とした局面。先手は攻め駒が６二の成香と１六の角しかおらず、厳しい状況だ。後手が優勢なのは間違いないだろう。
（ベスト４進出が近づいている伊藤奨励会１級）
（吟）