[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

将棋情報局

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本日は土曜で、関西将棋会館の対局は本局しかないため、棋士室にはなかなか訪れる棋士がいませんでした。
そういった状況で、15時頃に大石直嗣四段が訪れ、モニターを見つめながら本局の形勢について貴重なコメントを頂き、棋士室も盛り上がってきました。

14.ooisi.jpgのサムネール画像

(扇子を片手にモニターを見つめる大石四段)


(淡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現在、▲5三馬に△6四歩と受けたところ。長谷川の玉が9三にいるのは▲7一角の筋を警戒して早逃げしたためです。先手は1五にいた角を活用するため多くの手数をかけてしまい、その間に上と横の両方から包むように攻めている長谷川がリードしたのではないか、とみられています。後手玉は横から攻められても上に逃げることができるため、まだまだ耐久力があります。

84te.jpgのサムネール画像



(淡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

時刻は16時を回ろうとしている頃。中澤アマの▲6一竜と金を取った手に対して、長谷川アマは受けずに△6八金と金を取り返し、激しい攻め合いに大きな火花が散っている。
以下、▲6八同金△同竜▲6九金とするのは、8七の地点から殺到して後手がよいと見られている。

90te.jpgのサムネール画像

(90手目△6八金と指したところ)


(淡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

16時4分、図の局面で中澤アマが投了しました。
次は△8七香成▲同玉△8六金▲8八金△7九角までの詰みがあります。
この詰み筋を受けることは難しく投了もやむを得ません。

消費時間は▲中澤アマ2時間58分、△長谷川アマ2時間16分(持ち時間は各3時間・チェスクロック使用)。
勝った長谷川アマは2回戦で、甲斐智美女流王位-鈴木環那女流初段戦の勝者と対戦します。

16touryou.jpgのサムネール画像



(淡)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

終局直後に主催紙記者からインタビューが行われました。

【長谷川アマインタビュー】

--序中盤を振り返っていかがでしたか?
「中盤失敗して飛車を成られてしまったんですが、悪いけどまだなんとか頑張れると思っていました」

--持ち直したと思ったのは?
「(72手目)△4九銀を打ったのは悪いと思ったんですけど、思いのほか攻めが続いてよかったです」

--次の対局への抱負は?
「甲斐さんも鈴木環那さんもとても強い人たちなんですが、一回戦のときと同じように自分らしい、いつもの将棋が指せたらいいと思います」

【中澤アマインタビュー】

--一局を振り返っていかがでしたか?
「中盤までは指せると思っていたんですが、(82手目)△9三玉とされてどう指せばいいか分からなくなってしまって、差が縮まってしまったと思いました」


(淡)