就位式ではマイナビ杯、優勝賞金500万円、就位状が甲斐女王に手渡されました。

（マイナビ杯を手に笑顔を見せる甲斐女王）

（優勝賞金500万円のボードを手に）

（就位状は日本将棋連盟のものと、日本女子プロ将棋協会のものの２種類ある）

甲斐女王の謝辞です。


「今回の五番勝負は私にとって、矢内さんへの２度目の挑戦。タイトルを獲得したい気持ちより、自分なりに精一杯指せれば、という気持ちで臨みました。運に恵まれて結果を残せた。今期は対局場も歴史的、文化的な場所で指させていただき、特に第１局では歴史の重みを肌で感じ、自分にとって思い出深いものとなりました。師匠をはじめ、未熟な自分を支えてくださいました皆様と、いつも変わらぬ暖かい目で見守ってくださった八王子将棋クラブの八木下ご夫妻にお礼を申し上げたいと思います」

女王就位式の後は、会場をレストランに移して祝賀会が行われました。


（甲斐女王の師匠である中原誠十六世名人が乾杯のあいさつに立った。「興奮して終盤の１手１手を見ていた。ちょっとまずい手をやると残念に思ったり（笑）。後から考えると、それほどまずい手ではないのですが（笑）。非常にうまく指したと思います。甲斐さん、本当におめでとう。しかし、まだまだ、これがスタート台ですからね、本人のため、女流棋界のために頑張っていただきたい」


（八王子将棋クラブ席主の八木下夫妻と）


（師匠の中原十六世名人と）

（ホテル２階には数多くの棋士の色紙やポスターが飾られている）

（控室から対局室につながる通路）

（玉響）

図は14時28分頃の局面。礒谷女流初段が歩の手筋を巧みに織り交ぜて、優勢を築きました。先手は、ほとんどノーリスクで銀桂得の戦果を挙げています。

（玉響）