（12時34分、香川女流四段が考えていた）

（ほどなくして中井女流六段が入室）


（香川女流四段から「いやー」と悩んでいる様子がうかがえた）

（中井女流六段はほとんど動かず盤上を見つめる）


（生姜）

▲中井－△香川戦の13時30分の局面です。香川女流四段が38手目△６五歩と仕掛けたのに対し、中井女流六段も角を参戦させて均衡を保っています。図の△６五歩に、▲同桂は△同桂▲同銀△５五歩の銀挟みがあります。しかし▲５七銀と引くのも△５五歩で後手が中央を制します。中井女流六段の対応に注目です。

（中井女流六段は第５期以来の本戦出場となる）

（生姜）
 

図は▲渡部－△中澤戦の13時50分頃の局面です。先手は玉の堅さの差を頼みに先攻して、攻めの銀をさばきました。ただ、先手は角や右桂が負担になりかねない格好かつどこかで△３八角と打たれる隙もあり、後手も悪くはなさそうです。競り合いを抜け出して先にリードを奪うのはどちらでしょうか。


（渡部女流三段）

（中澤女流初段）

（睡蓮）

図は▲渡部－△中澤戦の14時25分頃の局面です。後手の誘いに乗る形で、先手が角切りから猛攻を仕掛けています。玉が薄い後手は一つ受け間違えると一気に形勢を損ねる恐れもありますが、うまくバランスを保つことができるでしょうか。


（中澤女流初段。強気に相手の攻めを引っ張り込んだ）

（睡蓮）

▲中井－△香川戦は互いに６筋に飛車を移動し、力比べが続いています。先手は歩得を生かして手を作れるかどうか。歩切れの後手も３九に角を設置し、厚みの中心である６六金に狙いをつけています。

先手も角を投入しました。お互いの力が解放されると、一気に終盤戦に突入しそうです。

（▲４一角に手を止める香川女流四段）

（生姜）