12時40分、対局が再開されました。

（再開後、▲６八銀を着手する清水女流六段）

（▲６八銀に加藤結女流初段の視線は、盤上のいたるところに動き回っていた）

（▲６八銀にしばらく時間を使う加藤結女流初段）
（吟）

千駄ヶ谷駅から徒歩５分ほどの場所には「国立能楽堂」があります。10月31日までは、企画展「能のいでたち」が開催されています。能の扮装に注目して、装束、小道具などが展示されています。



（楽屋の入り口）

 

（こちらは東京・将棋会館の１階。さまざまな棋書がならぶ）
（吟）

図は６分弱の考慮で、▲９四歩と清水女流六段が仕掛けた局面です。△同歩は▲９二歩から▲９三歩の連打があります。後手は△９四同歩と取る一手ではなく、△７四銀と出て、角をいじめにいく手が考えられます。


（角を攻めの軸に、端から動いた清水女流六段。戦いは激しくなりそうだ）

（吟）

図は清水女流六段が▲７五歩と突いた局面。ジリジリとした戦いが続いています。駒割りは▲桂△角で、後手の駒得。ただし大駒と玉の位置が近く、まとめて攻められそうです。先手は▲７四歩の取りこみから、▲７三歩成が間に合うかが勝負です。
残り時間は▲清水女流六段58分、△加藤結女流初段23分。


（加藤結女流初段は清水女流六段を相手に駒得する展開になっている）

（吟）

▲７四銀と突進したのが、図の局面。飛車が使える展開になり、先手が好調を思わせる指し回しだ。また時間の面でも、残り時間が清水女流六段が31分、加藤結女流初段が８分と苦しい。


（第一人者の貫禄を見せている清水女流六段）

（吟）