[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

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16時25分頃の局面。先手が勝負手で迫り、後手玉も怖い形になってきました。
「実戦的には先手のほうが勝ちやすいといってもいいかもしれません。もう駒の損得を考える段階ではなく、具体的な寄せの手段が必要な局面です。加藤女王がその手段を見つけているのかどうかですね」(控室の窪田義行七段)


(八雲)

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16時45分頃、加藤女王が△1五桂と打って寄せを目指しました。このまま最終盤に突入しそうです。Twitter解説の大平六段は、少し前の△4一香の受けが好手で、再び後手やや優勢と判断しています。


(八雲)

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マイナビ女子オープン五番勝負第1局は112手までで加藤女王が制し、タイトル防衛に向けて幸先のよいスタートを切りました。終局時刻は16時58分。消費時間は▲西山3時間0分、△加藤2時間50分(チェスクロック使用)。五番勝負第2局は、今月25日(水)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で指されます。

(睡蓮)

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終局直後、両者にインタビューが行われました。

【加藤桃子女王の談話】
――西山三段の四間飛車は予想していましたか。
「いえ、あまり予想していなくて。3手目に飛車を振られたところは、ちょっと動揺していました。(作戦は)端歩を受けてしまったので穴熊にはしづらいということで、この戦型を選びました」
――控室では古風な戦型になったといわれていました。
「はい、そうですね。古い戦型ですが、私なりにアレンジしたつもりでした。ただ中盤はよくわからなくて。(自玉は)堅いのですが、手番を渡した瞬間が怖いなとか、いろいろあって」
――中盤で銀得になりましたが、あのあたりはどう見ていましたか。
「駒得だから悪いわけはないんだろうな、と思いつつも、(自陣に)端攻めがあるので、間違えたら悪くなってしまうという怖さがあって、何が正解なのかわからなかったです。実戦も差を詰められた気がしますし、最善手を指し続けたという感じではなかったです」
――どのあたりで勝ちを意識しましたか。
「△1五桂(92手目)と打って、自玉に詰めろがこない形だと思ったので、そこでは勝ったかなと思いました」
――第1局に勝利しましたが、いまのお気持ちはいかがですか。
「(西山三段は)格上だと思って指していたので、その相手に1勝を挙げられたことは素直に嬉しく思っています。第2局もしっかり準備をして備えたいと思います」


【西山朋佳三段の談話】
――四間飛車は予定の作戦でしたか。
「はい。先手ならそうしようかなと考えていました」
――序盤はじっくりした展開になりました。
「そうですね。ちょっと形勢判断ができていなくて。駒がぶつかったところは、よくわからなかったです」
――中盤で銀損したあたりは、どのように思っていましたか。
「ちょっと分が悪いと思いましたが、端攻めが結構厳しいと思っていたので、まだ望みはあるかなと」
――第2局に向けて抱負をお願いします。
「タイトル戦の雰囲気はつかめたので、いつもと同じように指せるように頑張りたいと思います」

(八雲)

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終局後、両対局者は大盤解説会場でファンに挨拶をしました。





(八雲)