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第11期 >> 五番勝負第1局

終局直後の様子

2018.04.10

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終局直後、両者にインタビューが行われました。

【加藤桃子女王の談話】
――西山三段の四間飛車は予想していましたか。
「いえ、あまり予想していなくて。3手目に飛車を振られたところは、ちょっと動揺していました。(作戦は)端歩を受けてしまったので穴熊にはしづらいということで、この戦型を選びました」
――控室では古風な戦型になったといわれていました。
「はい、そうですね。古い戦型ですが、私なりにアレンジしたつもりでした。ただ中盤はよくわからなくて。(自玉は)堅いのですが、手番を渡した瞬間が怖いなとか、いろいろあって」
――中盤で銀得になりましたが、あのあたりはどう見ていましたか。
「駒得だから悪いわけはないんだろうな、と思いつつも、(自陣に)端攻めがあるので、間違えたら悪くなってしまうという怖さがあって、何が正解なのかわからなかったです。実戦も差を詰められた気がしますし、最善手を指し続けたという感じではなかったです」
――どのあたりで勝ちを意識しましたか。
「△1五桂(92手目)と打って、自玉に詰めろがこない形だと思ったので、そこでは勝ったかなと思いました」
――第1局に勝利しましたが、いまのお気持ちはいかがですか。
「(西山三段は)格上だと思って指していたので、その相手に1勝を挙げられたことは素直に嬉しく思っています。第2局もしっかり準備をして備えたいと思います」


【西山朋佳三段の談話】
――四間飛車は予定の作戦でしたか。
「はい。先手ならそうしようかなと考えていました」
――序盤はじっくりした展開になりました。
「そうですね。ちょっと形勢判断ができていなくて。駒がぶつかったところは、よくわからなかったです」
――中盤で銀損したあたりは、どのように思っていましたか。
「ちょっと分が悪いと思いましたが、端攻めが結構厳しいと思っていたので、まだ望みはあるかなと」
――第2局に向けて抱負をお願いします。
「タイトル戦の雰囲気はつかめたので、いつもと同じように指せるように頑張りたいと思います」

(八雲)