岩根女流三段が端から攻め込みました。１九馬の存在は不気味なだけに、大胆な踏み込みです。

攻める岩根女流三段

（康太）

中継室に千葉幸生六段が来訪しました。先手が攻め、後手が受ける展開となっていますが、80手目局面を見ると、「先手の攻めが厳しそうですね」とコメント。先手玉に脅威が迫っていないので自由に攻めを考えられる点にも言及しました。局面は先手優勢で間違いないとの見解です。


中継室に来訪した千葉六段。モニターを見つめる。

（康太）

岩根女流三段の厳しい攻めに対し、小野アマは中段玉で粘りに出ます。一方的に後手玉だけが不安定になりますが、うまく手数を稼いで反撃につなげたいところです。

苦しい局面が続く小野アマ。先手の攻勢をしのげるか。

（康太）

苦しい小野アマは△３一香～△４四桂と反撃の準備を整えていきましたが、この▲７四歩が強烈なようです。局面は岩根女流三段が勝ちに近づいていると見られています。

（康太）

図の局面で小野アマが投了しました。終局時刻は15時16分。消費時間は、▲岩根２時間52分、△小野アマ１時間42分。
勝った岩根女流三段は、次戦で伊藤沙恵女流二段と対戦します。

（紋蛇）