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里見女流初段は反撃の一着として▲９五角打と指しました。次の▲７三歩成を見せ、持ち駒が増えれば▲８二銀から、直接襲いかかることもできそうです。棋士室では（１）△３九飛成▲４九歩に△３六竜引や、（２）△８四銀▲７三歩成に△同銀上が候補に挙がっています。
（武蔵）
里見女流初段は▲５三銀打と絡んでいきました。
△９五銀なら▲５二銀成△同金に▲７三歩成が受けにくいです。西山奨励会三段はわずか５分の少考で△７五桂と跳ねました。
▲同銀なら△９五銀、▲７五同角なら△同銀とすれば先手の攻めを遅らせることができます。里見女流初段がうまい返し技を見せましたが、西山奨励会三段も負けていません。熱戦が続いています。
（武蔵）
本戦２回戦▲里見咲－△西山戦は、102手で西山三段が勝ちました。終局時刻は15時39分。消費時間は▲里見女流初段２時間51分、△西山三段２時間７分（チェスクロック使用）。勝った西山三段は、準決勝で里見香奈女流五冠と対戦します。
（夏芽）
西山奨励会三段が手堅い指し回しで、勝ちを収めました。すぐに終盤の検討が始まりました。
（終局直後の両者）
（里見咲紀初段の猛攻を振りきった西山朋佳奨励会三段）
（里見咲紀女流初段。惜しくも最後の追い上げは届かなかった）
（武蔵）
