▲５五歩に対し、里見女流五冠は22分の考慮で△６五銀と出ました。以下▲２四飛△同歩▲４三角△６四歩と進んでいます。棋士室では「振り飛車（後手）がよさそう」との声が多く、図で▲２一角成には△４二金が味よい一手と言われています。

（里見女流五冠は相手の強襲を受け止め、反撃のチャンスをうかがう）

（夏芽）

時刻は14時30分を回り、52手目△５六歩まで進みました。里見女流五冠が厳しい攻めで、リードを広げています。

（１階の販売課で売られている里見扇子『成』）

（夏芽）

14時50分、里見女流五冠の厳しい攻めが続いていますが、貞升女流初段は自陣にカナ駒を投入し、粘りを見せています。63手目▲６九銀までの消費時間は▲貞升女流初段２時53分、△里見女流五冠１時間16分です。

（残り時間が少ない中、懸命の粘りを見せる貞升女流初段）

（夏芽）

▲貞升－△里見香戦は68手で里見女流五冠の勝ちとなりました。終局時刻は15時２分。消費時間は▲貞升３時間０分、△里見１時間21分（チェスクロック使用）。

（飛龍）

（終局直後の様子）

（里見香奈女流五冠はベスト４進出）

（貞升南女流初段は工夫の仕掛けを見せたが実らず）

（夏芽）