12時40分、対局が再開されました。


（手番の里見女流四冠。盤上に手を伸ばしたのは再開してから４分ほど後だった）


（中村女流三段）


（再開直前の両者）

（飛龍）

図は13時過ぎの局面。里見女流四冠は角、中村女流三段は飛車をそれぞれ自陣に打ちました。まだ互いに大駒を手持ちにしているため、自陣に打ち込みの隙を作らないように駒組みには気を使う展開が続きます。


（朝、対局室に入る中村女流三段）

（飛龍）

13時27分、中村女流三段が△５四角と３つの狙いのある角を放ちました。△８七角成を見せ、２一の桂にヒモをつけ、さらには２七の地点もにらむ好所の角打ちです。


（対局前、中村女流三段は盤側のタブレットに視線を送っていた）

（飛龍）

里見女流四冠は馬を作らせ、さらに香を捨てて端攻めを敢行しました。△７三桂なら▲８一歩成△同銀に▲９一飛の銀香両取りがあります。
14時20分過ぎ、さらに△７一金▲８一歩成△同金▲３五銀と進みました。



（里見女流四冠は相手のお株を奪うような猛攻を見せる）

（飛龍）

来月初旬発売の『将棋世界』11月号が関西将棋会館に届きました。


（表紙は第57期王位戦第６局）


（付録は斎藤慎太郎六段による『対矢倉　左美濃新型急戦』）


（斎藤六段は関西将棋会館「棋士室」に顔を出している）

（飛龍）