18時からは関係者での夕食会が開かれました。
(日本将棋連盟常務理事・鈴木大介九段が挨拶)
「今期のマイナビ女子オープンは、現役三段の西山女王に女流棋界のトッププレーヤー、里見女流四冠が挑戦するということで、名実ともに女流トップを決める戦いで注目を浴びています。ここまで西山女王の2連勝ですが、内容を見ると熱戦が多く、自分が見ていても勝てないんじゃないかというぐらいレベルの高いタイトル戦です。本局も熱戦になることを願っています」
(滝口直樹・マイナビ出版代表取締役社長)
「これからは趣味が注目される時代になってくると思います。そこで将棋はどうか。指す楽しみはもちろんのこと、見る将棋としての楽しみもあります。将棋の本も読むと大事となると我々もうれしいです。将棋は色々な楽しみ方を提供をできるので、趣味としてクローズアップされるんじゃないでしょうか」
夕食会の料理を一部紹介します。
(前菜)
(大海老雲丹焼)
(帆立ご飯)
(水菓子と果物)
最後は両対局者が挨拶、立会人の飯野健二八段が締めてお開きとなりました。
【西山朋佳女王】
「今回でタイトル戦を対局させていただくのは、ちょうど10局目です。まだまだ慣れないところが多いなか、毎回、大きな学びをさせていただいていると感じております。主催していただいておりますマイナビ様、関係者の皆様にはご配慮いただき、本当に対局しやすい環境を作っていただいて、感謝しております。明日は真摯な気持ちで挑みたいです。よろしくお願いいたします」
【里見香奈女流四冠】
「最高の環境を整えていただき、心から感謝申し上げます。明日は自分の力を精一杯出しれきるように頑張りたいと思っております」
【立会人・飯野健二八段】
「第12期マイナビ女子オープンの第3局は、新しい時代、令和での決戦になりました。ある方の言葉を借りますと、令和の令は品格のある美しさ、間違った行動をしない道徳的な深い意味があるそうです。和は平和の象徴、和む、大和撫子など、日本になじみの深い元号ではないかと思っています。両対局者はそういう感傷の間もない厳しい戦いを控えているわけですけど、将棋も伝統文化です。そういう厳しい戦いのなかで、気品にあふれた令和にふさわしい棋譜を二人で作って残していただきたいと思っています。二人の健闘を記念いたしまして、挨拶に代えさせていただきます」
以上で本日の更新は終了となります。明日は10時から対局開始となります。どうぞお楽しみに。
(康太)
記念撮影後は明日の対局に向け、両対局者にインタビューを行いました。
(康太)
第12期マイナビ女子オープン五番勝負第3局は、5月14日(火)に埼玉県さいたま市「桜茶屋」で行われます。
ここまでの2局は西山朋佳女王が連勝。このまま一気に防衛となるか、それとも里見香奈女流四冠が1勝を返すでしょうか。
対局は10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒の秒読み、先手番は西山女王です。
本局の立会人は飯野健二八段、記録係は飯野愛女流初段が務めます。
【現地大盤解説会】
本局は現地で大盤解説会が行われます。
日時:5月14日(火)13時~終局まで(12時30分受付開始)
場所:さいたま市民会館いわつき 5階会議室
解説:松本佳介六段 聞き手:加藤圭女流2級
入場料:無料
【明治記念館 菓乃実の杜】(オフィシャルスイーツスポンサー)
第12期マイナビ女子オープンではオフィシャルスイーツスポンサーとして、明治記念館のオリジナル洋菓子ブランド『菓乃実の杜』が対局者のおやつを提供しています。
https://www.meijikinenkan.gr.jp/kanominomori/
【棋譜中継ページ】
https://book.mynavi.jp/shogi/m
中継は、棋譜・コメントを紋蛇、ブログを康太が担当します。
よろしくお願いいたします。