図は11時30分頃の局面。先手の１六銀型が目を引きます。後手の△８四飛は▲２五銀に△３三桂を用意して、銀をさばかせない意図でしょうか。１六銀がどのような働きを見せるのかが、序中盤のポイントになりそうです。


（加藤桃女流三段は先手の右銀の動きを警戒して進める）

（康太）

開始から約１時間、相掛かりの出だしから、図の局面まで進みました。清水女流六段は右銀を２七に配置し、▲３六飛と寄って後手陣に揺さぶりをかけています。加藤桃女流三段は△３三金と守るかどうか。歩を取らせて指す順も考えられそうです。

（朝、駒を取り出す清水女流六段）

（康太）

（駒を並べ終えると、野田澤女流１級が振り駒を行う）

（結果は歩が３枚。先手番は清水女流六段に決まった）

（定刻の10時、一礼して対局が開始される）

（康太）

（本日、先に入室したのは加藤桃女流三段。記録係は野田澤彩乃女流１級が務める）

（清水女流六段は９時50分過ぎに入室）

（着座後はすぐに駒の準備が進められた）


（康太）

10時になり、対局が開始されました。

（先手番は清水女流六段。挑戦者決定戦進出は第６期ぶり以来３回目）

（後手の加藤桃女流三段。本棋戦においては第７期から第10期にかけて、４連覇の実績がある）

（開始直後。盤上では互いに飛車先の歩を伸ばしている）

（特別対局室）

（康太）