[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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20111114_83.gif図は17時頃の局面。先手玉は△6五桂には▲8七玉と逃げて寄らない。一瞬のチャンスを生かして▲7一角(図)と攻めに回った。後手は居玉で怖い形だが、△6二銀から受けに回ればまだ残しているようだ。先手の攻めを跳ね返すことができれば、後手の優位が再びはっきりする。しかし形勢は際どい。
(文)

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20111114_71.gif図は16時40分頃の局面。△5六銀と出た手を見て、控室の佐藤慎四段は押し黙ってしまった。寄せにいって後手の勝ち筋と言われていたが、▲7一角(図)と反撃された局面は変調の兆しがあるようだ。先手玉は詰めろがかかりにくい形をしている。△7二飛なら▲4四角成△同銀▲4三金だろうか。中井女流六段にチャンスが巡ってきたかもしれない。
(文)

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20111114_66.gif16時20分、中井女流六段の残り持ち時間が切迫していることもあり、局面が動き出している。後手は手に入れた飛角を急所に設置して先手玉を追い詰める。図から▲6八金右に△2九飛成とすれば、次の△6四桂が確実な攻めになる。後手玉は寄らない形なので、確実な手がそのまま厳しい寄せに直結しそうだ。
(文)

第5期 >> 本戦2回戦

勝負手

2011.11.14

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20111114_57.gif図は16時頃の局面。中井女流六段は▲5五角と飛び出した。△同角なら▲3五飛。後手は△3六金と飛車を取るだろう。以下▲4四角△同銀右▲3六歩△2八飛が予想されている。先手はヨコからの攻めにとても弱い形。対する後手は飛車の横利きが受けによく利いている。攻め合いは後手に分があるようだ。そもそも先手の角は7七にスペースを作るためにいったん▲8八角と引いたもので、そこから▲5五角と出ているため、指し手にやや一貫性がないようにも思える。小刻みに繰り返される中井女流六段の考慮は、予定通りに進んでいない苦悩を思わせる。互いに持ち時間が少なくなってきた。形勢は後手よしのまま終盤戦へと進みそうだ。この勝負手が先手の起死回生の一手となるか。
(文)

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20111114_54.gif図は15時30分頃の局面。▲8八角と引いた手に対し、清水女流六段は△8六歩と突き捨てを入れた。▲同歩ならのちに▲7七桂~▲9七角と進んだときに、角筋を止めている効果がある。△3五金から飛車を取って攻め合ったときに1手稼ぐことができそうだ。形勢は依然として後手よしと見られている。中井女流六段はこの局面で手を止めている。読み筋になかったので読み直しているのだろうか。急流のような展開から一転、両者時間を使ってじっくりと考えている。
(文)