[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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第12期 >> 本戦2回戦

後手勝勢

2018.12.03

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里見香女流四冠の玉は上部に逃げ出して捕まらず、清水女流六段は受けに回りましたが、一手一手の寄せが待っていそうです。

(飛龍)

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△8二玉~△9三玉~△9四玉の逃走ルートがあり、後手玉は捕まらないと見られています。

(飛龍)

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▲6四歩が厳しく、対して△7五銀が検討されていましたが、里見香女流四冠はタダのところに△5四金と出ました。▲5四同銀は△6六馬で9三の地点に利いてきます。どちらが勝っているのでしょうか。消費時間は▲清水2時間55分、△里見2時間58分と大詰めです。



(関西将棋会館の正面、なにわ筋沿いのイチョウ。半分ほど黄葉している)

(飛龍)

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清水女流六段は金を犠牲に玉を上に逃げ出し、待望の手番を得て▲9三角から△7三玉に▲6六角成と馬を作り、寄せられにくい形を実現しました。後手玉は不安定になっており、流れを引き寄せていてもおかしくないと見られています。


(里見香女流四冠はどのような手段を用意しているのか)

(飛龍)

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清水女流六段が角交換から香を走ると、里見香女流四冠は取れる香を取らずに△6六桂と王手を決めました。清水女流六段は23分の考慮で▲6六同金と応じ、△同歩に▲9二歩と打って香筋を止めています。里見香女流四冠が指しやすいと見られていました。本譜は△5六角に対する▲6七歩がなくなり、▲9二歩は勝負手と見られています。


(清水女流六段の勝負手は実るか)

(飛龍)