▲里見香奈女流五冠－△渡部愛女流三段は43手目で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は☗里見40分、☖渡部１時間18分（持ち時間各３時間、チェスクロック使用、使いきると１手60秒未満の秒読み）。
昼食は、里見女流五冠がサーモンステーキ＆カニクリームコロッケ盛り合わせ、渡部女流三段は注文なし。対局は12時40分に再開します。




（昼食休憩の対局室。渡部女流三段が考えていた）


（今朝の５階対局室。人はいなかった）

（翔）

12時、香川女流四段の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲山根女流二段52分、△香川女流四段１時間６分。昼食の注文は香川女流四段が豚キムチ弁当（鳩やぐら）、山根女流二段が肉豆腐山椒弁当（鳩やぐら）。肉豆腐弁当の具はキノコか糸こんにゃくを選ぶことができ、山根女流二段はキノコを指定しました。対局は12時40分に再開されます。





（文）

図は△７三桂と跳ねた局面。次に△６五銀の仕掛けがあります。▲同銀なら△同桂▲６六角に△８六飛と走れます。

上記の仕掛けに備えて▲７八金もありましたが、本譜は▲３八金と固めました。渡部女流三段は△６五銀と仕掛けます。対して、里見女流五冠は▲７五歩と反発しました。



単に△７五同歩と取れるかどうか。以下▲同銀△７四歩に▲５五角は△５二飛で、後手の駒がさばけそうです。


（２手目△８四歩を指す渡部女流三段）

（翔）

香川女流四段－山根女流二段戦は相振り飛車に進みました。香川女流四段は序盤で△４四角（10手目）と好位置に出て、積極的な構想を立てています。

山根女流二段はオーソドックスに玉を囲っていますが、香川女流四段は居玉のまま△７三桂（34手目）と早々に両桂を跳ね出して攻撃的な姿勢です。

（文）

先手になった里見女流五冠は、初手▲５六歩から中飛車に構えました。


渡部女流三段は超速戦法で銀を繰り出しましたが、▲６六銀（21手目）と銀対抗と呼ばれる形になったあとは先手の指し手に乗ってじっくりと自玉を固めました。先手も美濃囲いが完成し、まもなく駒がぶつかりそうです。


（初手を指す里見香奈女流五冠）

（翔）