控室を訪れた棋士から差し入れがありました。

（野月七段からは「治一郎」のバウムクーヘンとラスク）

（「盛寿庵」の将棋もろこしも野月七段から）

（山口恵女流初段からは「柿山」のおかき）

（睡蓮）

控室に棋士が続々と姿を見せています。

（野月浩貴七段＝左）

（山口恵梨子女流初段）

（田中悠一五段）

（谷川浩司会長＝左 も）

（睡蓮）

11時16分、３筋の歩を切った後手に対し、先手の加藤女王が▲９五歩と端から突っ掛けていきました。控室の検討陣から、「端からいったの？」、「ひえー」、「すごいね」と口々に驚きの声が上がります。▲９五歩の直接の狙いは、△９五同歩に▲７四歩△同歩▲９三歩△同香▲９四歩△同香▲７六角という筋のようです。


（強気な指し手を見せた加藤女王）

（睡蓮）

控室では深浦康市九段が進行を見守っています。11時になり、瀬川晶司五段（写真左）も来訪しました。瀬川五段は加藤女王の兄弟子です（安恵照剛八段門下）。


（睡蓮）

室谷女流二段が飛車を４筋から３筋に振り直し、戦型は後手４→３戦法となりました。図は開始30分頃の局面。早速駒がぶつかっています。
図の局面の前例は、データベース上に５局。次の一手の内訳は、▲５八銀が３局、▲５六角と▲７五歩が１局ずつです。▲５八銀は、第73期Ａ級順位戦９回戦の▲渡辺明棋王・王将－△久保利明九段戦（肩書は対局当時）で渡辺明棋王・王将が初めて指した手で、陣形を低くしたまま金銀を連結させ、飛車交換に備える意味。以下は△２五歩▲同飛△２四飛▲同飛△同銀▲１四歩△同歩▲４一飛から先手が快勝し、話題になりました。

（睡蓮）