(終局直後の伊藤奨励会1級)
(同じく、終局直後の北尾女流二段)
(主催社による簡単なインタビューの後、感想戦が始まった)
伊藤奨励会1級 「同じ形の将棋を、予選でも指していました。その時は端歩を受けたのですが、相手の利が大きいかなと受けなかったのが本局の違いです。勝ちを意識したのは、最後に詰みを見つけた場面でした。次も、よい将棋が指せればと思っています」
北尾女流二段 「今日は持ち時間が3時間の将棋なので、じっくりと考えられると思っていました。しかし、序盤から使いすぎてしまいましたね。終盤は時間に追われました。終盤で△8四桂(94手目)と打たれた局面も、上に逃げていれば逆転の可能性があったかもしれませんが時間がなかったので。まず一番は、時間の使い方が反省点でした」
106手で伊藤奨励会1級が制し、2回戦進出を決めた。終局は16時40分、消費時間は▲北尾3時間、△伊藤2時間29分。投了以下は▲8九玉に△7七桂までの即詰み。
勝った伊藤は2回戦で甲斐智美女流王位-香川愛生女流二段戦の勝者と戦う。