[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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■陣屋にて対局する第四代将棋名人升田幸三画

「昭和二十七年 木村義雄名人との王将戦の対局を
する為 陣屋に来館した升田八段(当時)が
陣屋の玄関のベルが鳴らなかったと
対戦を拒否し そのまま帰ってしまったという
事件が起きました。
これが将棋の歴史に残る有名な
「陣屋事件」となり今なお語りつがれています。
その数日後 再び来館された升田名人が
預づけ帰られた 当時の心情が良く表れている
数少ない色紙の一枚です。

強がりが 雪に轉(ころ)んで 廻(まわり)見る」

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(文)

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「週刊将棋」4月20日号には、野月浩貴七段による観戦記が掲載されます。また5月2日発売の『将棋世界』6月号にも本局のレポートが掲載されます。お楽しみに。

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(「週刊将棋」4月6日号と、『将棋世界』5月号)

(文)

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(陣屋入り口を歩いていくと、左手に見えてくる赤い番傘。ここでは飲用の鉱泉が引かれており、実際に飲むことができる)

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(玄関へと続く道。砂利が敷かれている)

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(文)

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本局の序盤に戻ってみよう。図は先手が▲3七銀とすばやく動いた局面。これが第17回升田幸三賞を受賞した戦法だ。『将棋世界』誌上の連載で勝又清和六段が「超速▲3七銀」と名づけ、その呼び名がそのまま浸透している。
考案者は星野良生三段。これに目をつけた深浦康市九段が公式戦で初めて採用し、そこから爆発的に流行していった。現在では対ゴキゲン中飛車のエース戦法として注目され、プロ間では日進月歩で研究が進んでいる、まさに最前線の一角である。

玉を6八にとどめたまま銀を繰り出していくのがこの戦法の骨子。すばやい立ち上がりで後手の駒組みを牽制するのが狙いだ。玉は薄くなるが、局面の主導権を握れるのは大きな魅力。
いっぽうの後手は、ある程度動かれるのは承知のうえで、じっと玉を固めてカウンターを狙っていく。

居飛車は「主導権を持つが玉が薄い」。振り飛車は「堅い玉で相手の攻めを待つ」。将棋に詳しい方は気づいているかもしれないが、この構図はひと昔前の「居飛車対振り飛車急戦」そのもの。ゴキゲン中飛車という新しい舞台で、再び対抗形の基本とも呼べる構図が出現している。一周してもとの位置に戻っているようだが、その内実は大きく違っている。将棋は確実に進歩しており、その軌跡はらせんを描いている、といえるかもしれない。

(文)

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陣屋入り口のすぐ右手には、「陣屋のトトロの木」と札のついた楠木(くすのき)を見ることができる。また館内の「賑わい亭」には、宮崎駿氏のサイン色紙が飾られている。

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(文)