（再開前、両者とも食事は短時間で済ませて戻っていた）

（次は磯谷女流２級の手番）

（加藤女流四段は脇息を離して置き、磯谷女流２級は脇息を近くに引き寄せている）

（12時40分、対局再開）

（再開後に上に１枚羽織る加藤女流四段）

（夏芽）

図の60手目△４五同金の局面で12時になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲磯谷女流２級50分、△加藤女流四段１時間９分（チェスクロック使用）。昼食は、加藤女流四段が小雀弥の「玉子とじそば」、磯谷女流２級がやまがそばの「わかめうどん」。対局は12時40分に再開します。

（夏芽）

両者は４年前の第13期、磯谷女流２級がアマチュア選手として出場していたときに対戦があります。そのときも本戦１回戦で当たりました。

将棋は本局と同じ相掛かり。先手の磯谷アマが７八銀型に組み、乱戦の展開になりました。

中盤以降、力のこもった攻防で形勢は二転三転しましたが、終盤△７六桂に対する▲９五角が敗着。直後の△７八飛の王手が厳しく、加藤女流三段（当時）が熱戦を制しました。▲９五角では代えて▲６一成銀△同馬▲５二銀なら先手がよかったようです。

加藤女流四段が再び貫録を示すのか、それとも磯谷女流２級が雪辱を果たすのか。１回戦注目の好カードです。

（夏芽）

開始から30分が経過しました。本局は相掛かりの出だしのあと、先手の磯谷女流２級がひねり飛車に組んでいます。
一方、加藤桃子女流四段は金を３三～４四～５五へと進めていく作戦。「タコ金」と呼ばれるひねり飛車対策で、７六の飛車にプレッシャーをかけています。

（デビュー戦から早指しで進める磯谷祐維女流２級）

（扇子は師匠・山崎隆之八段の字で「不抜之志」）

（夏芽）

定刻の10時、対局が始まりました。振り駒の結果はと金が５枚。磯谷女流２級の先手です。

（対局開始の一礼）

（先手の磯谷祐維女流２級）

（後手の加藤桃子女流四段）

（夏芽）