[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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124手で、中井女流六段が伊藤女流三段をくだしました。終局時刻は15時20分。消費時間は▲伊藤1時間22分、△中井3時間0分(チェスクロック使用)。勝った中井女流六段は、10期ぶり5回目となるベスト8進出を決めました。次戦では香川愛生女流四段と対戦します。

(睡蓮)

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図は15時ごろの局面。
77手目▲2三飛成に△4二金▲3四歩△1四銀と受けに回り、丁寧に面倒を見て先手の攻め駒を押し返しました。ここまで進むと後手の空中要塞が堅く、先手が攻めあぐねている状況です。

△5八と(92手目)は満を持しての攻め。自玉を安全にしてからいよいよ反撃に移りました。形勢は後手よしと見て間違いありませんが、時間切迫の中で勝ちきれるかどうか。まだまだ気の抜けない局面が続きます。


(朝の中井女流六段。丁寧な指し回しでリードを奪った)

(若葉)

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図は14時ごろの局面。
57手目▲7四歩に△5一角(飛車取り)▲2六飛△2五歩▲同飛△3三桂▲2九飛△4四銀引▲3六銀△3五歩と進みました。攻勢をとっているのは先手で、金銀3枚の囲いを頼みに飛車角銀桂の連係で上部から襲いかかっています。

下図まで進んで竜を作ることに成功しましたが、攻め駒不足が懸念材料。後手からは△5八銀や△7六桂、△8六歩、△8六桂といった筋が見えているため、手を緩めるわけにもいきません。2枚の持ち歩と自陣の角を使ってうまく手が作れるか、という局面です。

駒得の後手にとっては頑張り甲斐のある局面ですが、玉形に差があることと持ち時間の少なさが懸念点。うまくまとめることができれば視界が開けてきますが、時間との戦いでもあります。抜け出すことができるでしょうか。



<消費時間>
▲伊藤  1時間1分
△中井  2時間30分

(若葉)
 

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本日23日は秋分の日。
秋の気配を探しに鳩森神社に向かいましたが、残っていたのは夏の香りでした。


(鳩森神社。休日ということもあって多くの参拝客が見られる)










(強い日差しに照らされ、ススキも心なしか暑そう)


(それでも少しずつ秋は深まっている)

(若葉)

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対局再開からさらに10分使い、中井女流六段は△7三角と桂取りに引きました。先手が動いてきたところにカウンターを合わせにいった形です。△7三角そのものは45手目▲4五歩の局面からあった手ですが、飛車が動いた瞬間を捉えて時間差で繰り出していきました。銀が4四にいるため、▲5五歩に△同銀と取れる形です。

△7三角に▲5五歩△同銀▲7四歩と進んで迎えたのが下図。△5五同銀に▲同銀は△同角が桂と香の両取りになるため、歩を打って角の利きをそらしにいきました。▲7四歩に中井女流六段が再び時間を使っています。消費時間は▲伊藤44分、△中井1時間35分で、早くも1時間近い差がつきました。



(若葉)