上図で里見咲女流初段の残り時間が10分を切りました。現状は攻め込まれていますが、しのいで反撃に移れるでしょうか。


（辛抱の時間が続く里見咲女流初段）

（武蔵）

15時、YouTubeで本局の大盤解説が始まりました。以下は、再掲です。

・YouTube
【初の姉妹対決！里見香奈女流四冠-里見咲紀女流初段戦　オンライン大盤解説会】
中継開始 15時～
解説：井出隼平五段
聞き手：室谷由紀女流三段

（武蔵）

里見咲女流初段の攻めをいなして、里見香女流四冠が反撃に移りました。先手を取りながら後手の飛車を押さえ込めます。実戦は上図から△４二飛に▲７九玉と指しました。玉形を安全にして、満を持しての攻め込みを狙っているようです。
 

局面が大きく動きました。里見咲女流初段が角を切り飛ばして、猛攻を仕掛けます。実戦は▲５五同銀に△４七銀と進みました。以下、▲３九飛は△５五飛▲同角に△４八銀打（変化図）で飛車を捕獲できます。

やや指しづらいと見られている里見咲女流初段ですが、自玉の堅さを生かした踏み込みで、事態が好転するでしょうか。
 

里見咲女流初段が△３三歩と合わせ、▲同歩成△同角となった局面です。▲６六銀には、△３八歩の手裏剣を飛ばせそうです。以下、▲同飛は△５六飛▲同金に△４七銀（変化図）の両取りが決まります。

その変化は、後手の美濃囲いが生きる展開となりそうです。