挑戦者の伊藤女流三段は今回で８回目のタイトル挑戦。これまでのタイトル戦成績は以下の通りです。



（玉響）

両者が盤を挟むのは約１年７カ月ぶり。これまで各棋戦で対戦した結果は図の通りです。



（玉響）

西山女王が３手目▲７五歩から乱戦辞さずの駒組みで石田流を目指しました。それを伊藤女流三段が真っ向からとがめにいき、第１図に進みました。

こちらは第１図から数手進んだ局面。部分的に▲４六歩では▲６四馬の実戦例が多いですが、本譜は西山女王の研究手順と思われます。第２図の公式戦の前例はありませんが、１筋の端歩の突き合いがなければ２局の前例がありました。開幕戦から乱戦になりましたが、後に端歩がどのように影響するかも注目です。

（玉響）

（10時、青野九段の合図で対局が開始された）

（西山女王の初手は▲７六歩）

（伊藤女流三段の２手目は△３四歩）



（長机では左から滝口直樹・マイナビ出版代表取締役社長、立会人・青野照市九段、日本将棋連盟常務理事・森下卓九段が見守る）

（玉響）

（伊藤女流三段が先に姿を見せた）







（北尾まどか女流二段による振り駒の結果、「歩」が３枚で西山女王の先手番が決まった）

（玉響）