1図から△5五銀▲5六銀△6四銀と進んで2図。先手は1歩を損する代わりに、後手よりも銀の位置取りをよくしました。ちなみに▲5六銀に(1)△同銀は▲2二角成△同玉▲5五角の王手飛車取りがあります。(2)△4四銀も▲4五銀とぶつけられて同じ筋を狙われます。この1歩損作戦、やねうら王はどう判断するのでしょうか。
2図から5000万局面ほど読ませたところ、評価値は先手から見て-40点になりました。将棋ソフトは振り飛車に対して低めの点数をつけることが多く、本局も飛車を振った時点で-150点ほどでした。2図の評価値はむしろは上がっているわけで、1歩損作戦は十分に成立しているようです。(画像はクリックで拡大できます)
(牛蒡)
今回の中継では、マイナビ社で販売している将棋ソフト「将棋神 やねうら王」の形勢判断(評価値)を適宜紹介していきます。「将棋神 やねうら王」に搭載されている5つの思考エンジンのうち「やねうら王」を使用します。商品の詳細は下記のリンク先をご覧ください。
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(牛蒡)