里見香女流四冠は40分以上の長考で、▲３七銀左と上がりました。棋士室の池永天志四段は、「将来的な角のラインを消しています。この手よりもプラスの手が後手にはない、という判断だと思います。ただ銀を移動したことで５筋は薄くなったので、怖いところもあります」と見解を述べています。


（局面を見ながら、見解を述べる池永四段）

13時30分過ぎの局面です。
機敏な仕掛けから先手は馬を作りました。対して後手は５五に銀を進出。５筋を制圧し、押さえ込みを図っています。
棋士室では▲５四歩に触れられました。△同飛なら▲８一馬、△４四銀には▲４六歩と突いて、次の▲４五歩を狙えます。
形勢はまだまだ難解。これからの勝負です。



（武蔵）

マイナビ女子オープン本戦では、明治記念館「菓乃実の杜」のお菓子が対局者に提供されています。今日のお菓子は、西洋みかんのパウンドケーキです。

【明治記念館オリジナルスイーツ 菓乃実の杜】
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（しっとりと、きめ細やかなケーキだ）

（武蔵）
 

（本局の使用駒は香月師作水無瀬書）





（考慮中の和田女流初段。▲７四歩にどのような対応を見せるか）


（昼食休憩前、機敏な仕掛けを見せた里見香女流四冠）


（和田女流初段は△７四同歩と応じた）

（武蔵）

（昼食休憩中の対局室）


（昼食休憩までの局面）


（里見女流四冠の盆には茶やのど飴、傍らには懐中時計が置かれている）


（和田女流初段の盆には、茶とチョコレートがある）

（武蔵）