[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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▲6四歩が厳しく、対して△7五銀が検討されていましたが、里見香女流四冠はタダのところに△5四金と出ました。▲5四同銀は△6六馬で9三の地点に利いてきます。どちらが勝っているのでしょうか。消費時間は▲清水2時間55分、△里見2時間58分と大詰めです。



(関西将棋会館の正面、なにわ筋沿いのイチョウ。半分ほど黄葉している)

(飛龍)

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清水女流六段は金を犠牲に玉を上に逃げ出し、待望の手番を得て▲9三角から△7三玉に▲6六角成と馬を作り、寄せられにくい形を実現しました。後手玉は不安定になっており、流れを引き寄せていてもおかしくないと見られています。


(里見香女流四冠はどのような手段を用意しているのか)

(飛龍)

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清水女流六段が角交換から香を走ると、里見香女流四冠は取れる香を取らずに△6六桂と王手を決めました。清水女流六段は23分の考慮で▲6六同金と応じ、△同歩に▲9二歩と打って香筋を止めています。里見香女流四冠が指しやすいと見られていました。本譜は△5六角に対する▲6七歩がなくなり、▲9二歩は勝負手と見られています。


(清水女流六段の勝負手は実るか)

(飛龍)

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歩切れの清水女流六段は盤上の駒を活用とばかりに銀をぶつけました。△5五同銀▲同銀△9六歩▲8六角と進み、棋士室ではそこで△8五銀が予想されていましたが、里見香女流四冠は△6五歩と桂を取っています。角がぶつかり、大さばきの展開になるのでしょうか。


(清水女流六段は果敢に銀をぶつけていった)

(飛龍)

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上図の▲6五歩で駒がぶつかり、△4二角▲9七角△6五桂▲同桂△9五歩と進みました。先手が黙っていると△9六歩▲8六角△8四歩から△8五歩と角を追い、角のぶつからない形にして△6五歩の狙いがあるようです。


(里見香女流四冠は端にカウンター攻撃を繰り出す)

(飛龍)