2018.07.23
マイナビ将棋書籍をタダで手に入れる方法 ~6月のアンケート結果発表~
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
こんにちは。ミルキーを欠かさない男、編集部島田です。
さて、気がつけば7月23日。遅ればせながら毎月恒例のアンケート結果の発表をさせていただきます。
6月もたくさんのご回答いただき、誠にありがとうございました。当選された5名の方にはこれから書籍を発送いたしましますので、楽しみにお待ち下さい。
では、アンケート結果の発表いきましょう。まずは恒例の「こんな本が出たら読みたい!という本は?」からいってみましょう。今回、私的に気になった企画は以下のとおりです。
(1)は佐藤天彦名人の実戦集。これは将棋ファンなら誰しも欲しい本ですよね。今回の名人戦の難解な攻防もぜひ天彦先生ご本人の解説が聞きたいですし。何より天彦先生の将棋に対する明晰な考え方が読みたいです。本企画に関してはいつかのブログで名人戦が終わって落ち着いたらダメ元でアタックします、と報告させていただきました。そして名人戦が終わった後、落ち着いた頃合いを見計らってアタックしてみました。・・・するとなんと!!やりましたよ、島田は。やり遂げましたよ。いま、全力で自分で自分を誉めたいです。全国1,000万人の将棋ファンの皆様、楽しみに待っていてください。
(2)は囲いが破られる速度計算の本。これ、大事です。最終盤になったら自玉があと何手で詰むか、相手玉は何手で受けなしになるかなど、かなり計算によって勝敗が読めるはずなんですよね。でもできない。相変わらず投了3手前が悪手で負けたりしている今日このごろ。速度計算ができるようになる本、とまでは言いませんから、せめて速度計算をする上でのコツ、ポイントを教えて欲しいです。
(3)は▲7八飛戦法の本。最近あるプロ棋士の先生に「今、一番アツい戦法はなんですか?」と聞いたところ、「初手▲7八飛戦法です」という返事をいただきました。初手▲7八飛って門倉先生だけがやっている奇襲的な戦法だと思っていたら大間違い。その証拠に2017年度に指された初手▲7八飛戦法の対局数は61局もあるのです(2016年度は14局)。しかも勝率は0.583と先手の平均勝率0.525を大幅に上回ってます。
誰でも分かると思いますが、初手▲7八飛戦法とはこのような戦法です。
これ、先に▲7六歩と突いてから▲7八飛と回るのとどう違うねん!と思いますよね。
私もよくわからないのですが(わからないんかい!)、相振り飛車にされたときに普通は先手が▲6六歩と止めることになりますよね。でも▲7六歩を突いてないから他の手を指せる、とかなんとか。そういう意味があるとかないとか。
よくわからないので戦術書の発売を待ちましょう。・・・えっ!?戦術書発売されるの?と思いましたね。ええ、そうなんです。またもやいい仕事をしてしまいました。初手▲7八飛戦法の戦術書、いつか出ます。著者はもちろん、あの先生で。ご期待ください!
(4)は藤井聡太・最強の一撃。まずタイトルがいいです。そのまま使いたいくらいです。藤井先生の実戦次の一手、ということだと思いますがこれはいいですね。実際、「平成30年版将棋年鑑」にはコラム的な感じで藤井先生の次の一手問題を何問か掲載しています。結構派手な手も多いので読んでいて面白いです。検討します。
(5)はツノ銀雁木の対策本。来月稲葉先生の「新型雁木のすべて」が発売されます。私は役得ですでに内容を読んでいますが、まぁ雁木の強いのなんのって。本書で稲葉先生が「雁木のいいところは相居飛車の戦いならどんな出だしでも雁木にできること」と書いていますがまさにそのとおり。居飛車党のみなさんはそれぞれ、矢倉ならコレ、角換わりならコレ、横歩取りならコレ、と自分の得意形を持っていると思いますが、雁木さえ勉強しておけばそれらはすべて不要です。雁木だけでいいんです。最近将棋クエストをやっていても、ホントに雁木が増えたなぁと思います。覚えることが少なくてしかも優秀ならそりゃ増えますよね。私は雁木に対して矢倉でなんとかして勝とうと頑張っていますが、だいたい負けます。ひどくつらいです。雁木半端ないって。「雁木対策」は現在プロ棋士にとっても課題だと思いますが、ぜひどなたかに書いてほしいです。
今回気になった企画は以上です。この他にもたくさんの良い企画をお送りいただきありがとうございました!今後の書籍作りの参考にさせていただきます。
さてさて、続いても恒例の好きな棋士ランキングいってみましょう。
まずは男性棋士から。
1位 羽生善治
2位 藤井猛
3位 高見泰地
4位 藤井聡太
5位 木村一基
1位の羽生先生、棋聖戦でのタイトル100期獲得はなりませんでした。竜王戦が大きな注目を集めることになると思うので、挑戦権争いから目が離せません。3位には高見叡王が入りました。将棋世界の自戦記は皆さん読まれたでしょうか?控えめに言って将棋ファン必読です。ちなみに私の好きな一節は「いまはまだ、マグレと言われるのならばマグレを連発させてやろうと思った」というところです。
続いて女流棋士いってみましょう。
1位 里見香奈
2位 藤田綾
3位 山口恵梨子
4位 香川愛生
5位 渡部愛
7月7日にマイナビ女子オープン一斉予選があり、本戦出場者が決まりました。今期はベテラン、若手、アマチュアとバラエティに富んだメンバーになったと思います。だれが西山女王に挑戦するのか、本戦もご注目ください。ちなみにランキング上位の中ですと、里見先生と香川先生が本戦に入っています。
さて、最後に特別質問ですが、今回は「トレーディングカードにしてほしい棋士は?」ということで質問させていただきました。プロ棋士カードについてはこれまで藤井聡太全局集愛蔵版(3種類)、マイナビ女子オープン(4種類)と制作し、現在予約受付中の「平成30年版将棋年鑑」ではタイトル保持者+藤井聡太七段の11枚が特典としてついてきます。
今回の質問で、誰をトレカにするかのヒントになるかと思ったのですが、ほとんどの方が「好きな棋士=トレカにしてほしい棋士」でしたので、あまり質問の意味がなかったかもしれません(笑)。
とはいえそんな中でも目立って多かったのが佐藤天彦名人、澤田真吾先生、佐々木勇気先生の3名でした。なんというか独自路線を歩んでいらっしゃる印象があるので、トレカで見てみたいという方が多かったのかなと思います。
と、いうわけでアンケート発表は以上です。皆さん、今回もたくさんのご応募誠にありがとうございました!
そして7月のアンケートはすでに始まっております!特別質問には「第12期マイナビ女子オープン、西山女王への挑戦者は誰になると思いますか?」という項目を入れさせていただきました。トーナメント表はこちらからご確認ください。
普通に考えれば里見香奈女流四冠、加藤桃子奨励会初段といったところかと思いますが、一発勝負ですから何が起こるかわかりません。予想して、本戦を楽しんでいただければ幸いです。
今月ももちろん抽選で5名の方に将棋書籍をプレゼントいたします。
たくさんのご応募お待ちしております!
→早速7月のアンケートに答える
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
さて、気がつけば7月23日。遅ればせながら毎月恒例のアンケート結果の発表をさせていただきます。
6月もたくさんのご回答いただき、誠にありがとうございました。当選された5名の方にはこれから書籍を発送いたしましますので、楽しみにお待ち下さい。
では、アンケート結果の発表いきましょう。まずは恒例の「こんな本が出たら読みたい!という本は?」からいってみましょう。今回、私的に気になった企画は以下のとおりです。
(1)佐藤天彦名人の実戦集
(2)囲いが破られる速度計算の本
(3)▲7八飛戦法の本
(4)藤井聡太・最強の一撃
(5)ツノ銀雁木の対策本
(2)囲いが破られる速度計算の本
(3)▲7八飛戦法の本
(4)藤井聡太・最強の一撃
(5)ツノ銀雁木の対策本
(1)は佐藤天彦名人の実戦集。これは将棋ファンなら誰しも欲しい本ですよね。今回の名人戦の難解な攻防もぜひ天彦先生ご本人の解説が聞きたいですし。何より天彦先生の将棋に対する明晰な考え方が読みたいです。本企画に関してはいつかのブログで名人戦が終わって落ち着いたらダメ元でアタックします、と報告させていただきました。そして名人戦が終わった後、落ち着いた頃合いを見計らってアタックしてみました。・・・するとなんと!!やりましたよ、島田は。やり遂げましたよ。いま、全力で自分で自分を誉めたいです。全国1,000万人の将棋ファンの皆様、楽しみに待っていてください。
(2)は囲いが破られる速度計算の本。これ、大事です。最終盤になったら自玉があと何手で詰むか、相手玉は何手で受けなしになるかなど、かなり計算によって勝敗が読めるはずなんですよね。でもできない。相変わらず投了3手前が悪手で負けたりしている今日このごろ。速度計算ができるようになる本、とまでは言いませんから、せめて速度計算をする上でのコツ、ポイントを教えて欲しいです。
(3)は▲7八飛戦法の本。最近あるプロ棋士の先生に「今、一番アツい戦法はなんですか?」と聞いたところ、「初手▲7八飛戦法です」という返事をいただきました。初手▲7八飛って門倉先生だけがやっている奇襲的な戦法だと思っていたら大間違い。その証拠に2017年度に指された初手▲7八飛戦法の対局数は61局もあるのです(2016年度は14局)。しかも勝率は0.583と先手の平均勝率0.525を大幅に上回ってます。
誰でも分かると思いますが、初手▲7八飛戦法とはこのような戦法です。
これ、先に▲7六歩と突いてから▲7八飛と回るのとどう違うねん!と思いますよね。
私もよくわからないのですが(わからないんかい!)、相振り飛車にされたときに普通は先手が▲6六歩と止めることになりますよね。でも▲7六歩を突いてないから他の手を指せる、とかなんとか。そういう意味があるとかないとか。
よくわからないので戦術書の発売を待ちましょう。・・・えっ!?戦術書発売されるの?と思いましたね。ええ、そうなんです。またもやいい仕事をしてしまいました。初手▲7八飛戦法の戦術書、いつか出ます。著者はもちろん、あの先生で。ご期待ください!
(4)は藤井聡太・最強の一撃。まずタイトルがいいです。そのまま使いたいくらいです。藤井先生の実戦次の一手、ということだと思いますがこれはいいですね。実際、「平成30年版将棋年鑑」にはコラム的な感じで藤井先生の次の一手問題を何問か掲載しています。結構派手な手も多いので読んでいて面白いです。検討します。
(5)はツノ銀雁木の対策本。来月稲葉先生の「新型雁木のすべて」が発売されます。私は役得ですでに内容を読んでいますが、まぁ雁木の強いのなんのって。本書で稲葉先生が「雁木のいいところは相居飛車の戦いならどんな出だしでも雁木にできること」と書いていますがまさにそのとおり。居飛車党のみなさんはそれぞれ、矢倉ならコレ、角換わりならコレ、横歩取りならコレ、と自分の得意形を持っていると思いますが、雁木さえ勉強しておけばそれらはすべて不要です。雁木だけでいいんです。最近将棋クエストをやっていても、ホントに雁木が増えたなぁと思います。覚えることが少なくてしかも優秀ならそりゃ増えますよね。私は雁木に対して矢倉でなんとかして勝とうと頑張っていますが、だいたい負けます。ひどくつらいです。雁木半端ないって。「雁木対策」は現在プロ棋士にとっても課題だと思いますが、ぜひどなたかに書いてほしいです。
今回気になった企画は以上です。この他にもたくさんの良い企画をお送りいただきありがとうございました!今後の書籍作りの参考にさせていただきます。
さてさて、続いても恒例の好きな棋士ランキングいってみましょう。
まずは男性棋士から。
1位 羽生善治
2位 藤井猛
3位 高見泰地
4位 藤井聡太
5位 木村一基
1位の羽生先生、棋聖戦でのタイトル100期獲得はなりませんでした。竜王戦が大きな注目を集めることになると思うので、挑戦権争いから目が離せません。3位には高見叡王が入りました。将棋世界の自戦記は皆さん読まれたでしょうか?控えめに言って将棋ファン必読です。ちなみに私の好きな一節は「いまはまだ、マグレと言われるのならばマグレを連発させてやろうと思った」というところです。
続いて女流棋士いってみましょう。
1位 里見香奈
2位 藤田綾
3位 山口恵梨子
4位 香川愛生
5位 渡部愛
7月7日にマイナビ女子オープン一斉予選があり、本戦出場者が決まりました。今期はベテラン、若手、アマチュアとバラエティに富んだメンバーになったと思います。だれが西山女王に挑戦するのか、本戦もご注目ください。ちなみにランキング上位の中ですと、里見先生と香川先生が本戦に入っています。
さて、最後に特別質問ですが、今回は「トレーディングカードにしてほしい棋士は?」ということで質問させていただきました。プロ棋士カードについてはこれまで藤井聡太全局集愛蔵版(3種類)、マイナビ女子オープン(4種類)と制作し、現在予約受付中の「平成30年版将棋年鑑」ではタイトル保持者+藤井聡太七段の11枚が特典としてついてきます。
今回の質問で、誰をトレカにするかのヒントになるかと思ったのですが、ほとんどの方が「好きな棋士=トレカにしてほしい棋士」でしたので、あまり質問の意味がなかったかもしれません(笑)。
とはいえそんな中でも目立って多かったのが佐藤天彦名人、澤田真吾先生、佐々木勇気先生の3名でした。なんというか独自路線を歩んでいらっしゃる印象があるので、トレカで見てみたいという方が多かったのかなと思います。
と、いうわけでアンケート発表は以上です。皆さん、今回もたくさんのご応募誠にありがとうございました!
そして7月のアンケートはすでに始まっております!特別質問には「第12期マイナビ女子オープン、西山女王への挑戦者は誰になると思いますか?」という項目を入れさせていただきました。トーナメント表はこちらからご確認ください。
普通に考えれば里見香奈女流四冠、加藤桃子奨励会初段といったところかと思いますが、一発勝負ですから何が起こるかわかりません。予想して、本戦を楽しんでいただければ幸いです。
今月ももちろん抽選で5名の方に将棋書籍をプレゼントいたします。
たくさんのご応募お待ちしております!
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