つかめ竜王ドリーム! 6/25藤井聡―都成戦で第31期竜王戦決勝トーナメント開幕!|将棋情報局

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つかめ竜王ドリーム! 6/25藤井聡―都成戦で第31期竜王戦決勝トーナメント開幕!

6/25に竜王戦決勝トーナメントが開幕!5組優勝の藤井聡太七段と6組優勝の都成竜馬五段の前にある、挑戦権獲得までの果てしなく長い道のり・・・その一歩を踏み出すのはどちらでしょうか。

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第31期竜王戦決勝トーナメントが6月25日に関西将棋会館行われる藤井聡太七段―都成竜馬五段戦でスタートします。

本日22日に深浦康市九段との第66期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦に臨んでいる藤井七段には、最年少タイトル挑戦、タイトル獲得の期待が懸かりますが、どうなりますでしょうか。

 

 

竜王戦決勝トーナメントの大きな特徴は、1組から6組まであるランキング戦のクラスによって、まず出場枠数に差があり、また下図をご覧いただくとわかるように、挑戦権獲得の有利さに格差があること。

 

 

1組からは5人も出場でき、特に優勝者は1回勝てば挑戦者決定三番勝負に進出できる「スーパーシード」を得ることができます。

一方、3~6組は優勝者ただ一人しか出場できず、特に5、6組優勝者は5回勝たないと挑戦者決定戦三番勝負にたどりつけない、山の一番下からのスタートとなります。

しかも3回戦から5回戦まではもれなく1組所属の猛者との対戦という、意識が飛びそうな組み合わせ・・・

 

これまでにトーナメントの形は何度か変更されていますが、竜王戦における5組、6組優勝者のツラさは、歴史が物語っています。※カッコ内の肩書は当時

過去30期の歴史の中で、これまで5組、6組優勝者が挑戦者決定戦に進出した例は一度だけしかないのです。 (1994年度、第7期、6組優勝の行方尚史四段)

そして、挑戦権を獲得した例は一度もありません。

もっとも低いクラスで挑戦権を獲得した例は、4組優勝者(3例)。 (1997年度、第10期の真田圭一五段、1998年度、第11期の藤井猛六段、2004年度、第17期の渡辺明五段)

5組、6組優勝者にとって竜王戦挑戦権とは、険しいいばらの道のずっと先にある「かすかな光」なのです。

 

そもそも歴史なぞ語らずとも、半分が勝ち半分が負ける条件で計算した挑戦権獲得確率が1/64では、トーナメント表の見た目そのまんまに、厳しい!

確率1/4の1組優勝者とは雲泥の差です。

 

しかし、第11期朝日杯将棋オープン戦で、一次予選から数えて10連勝、特に決勝トーナメントでは強豪を次々と倒して頂点に立った藤井七段なら、あるいは・・・ということも???

挑戦権を獲得するのは、果たして誰になるのか・・・。

注目しましょう。

第31期の組み合わせは以下の通りです。

 

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