新刊案内「次の一手」で覚える 中飛車定跡コレクション404|将棋情報局

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新刊案内「次の一手」で覚える 中飛車定跡コレクション404

大好評の「次の一手」で覚えるシリーズ。「四間飛車」に続く第2弾は「中飛車」です。
中飛車党にも、中飛車を相手する居飛車党にも自信を持っておすすめできる一冊です。

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本日紹介する新刊はこちらです。

大好評『「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404』に続く、「次の一手」で覚えるシリーズ第2弾でございます。

参考:2018.01.17 新刊案内「次の一手」で覚える 四間飛車定跡コレクション404

 

まず、章立てをご覧いただきます。

テーマ1 ゴキゲン中飛車対超速銀対抗二枚銀型
テーマ2 ゴキゲン中飛車超速銀対抗持久戦型
テーマ3 ゴキゲン中飛車△3二銀型対超速
テーマ4 ゴキゲン中飛車△3二金型対超速
テーマ5 ゴキゲン中飛車△4四歩早突き型対超速
テーマ6 ゴキゲン中飛車△6二玉早上がり型
テーマ7 ゴキゲン中飛車対角交換型
テーマ8 ゴキゲン中飛車対▲5八金右型
テーマ9 ゴキゲン中飛車対▲2四歩早突き型
テーマ10 ゴキゲン中飛車対▲7八金型
テーマ11 ゴキゲン中飛車対居飛車穴熊
テーマ12 ゴキゲン中飛車対▲4八銀急戦型
テーマ13 ゴキゲン中飛車対▲2五歩保留型
テーマ14 ツノ銀中飛車対居飛車穴熊
テーマ15 ツノ銀中飛車対▲3八飛戦法
テーマ16 ツノ銀中飛車対▲5七銀左戦法
テーマ17 ツノ銀中飛車対▲4六金戦法
テーマ18 後手△6四銀型中飛車

今「中飛車」と言えば、「ゴキゲン中飛車」のことを指していると考えていいほど、「ゴキゲン中飛車」と、ツノ銀など「ノーマル中飛車」の指される比率には差がついています。書籍内のバランスもそれに合わせ、「ゴキゲン中飛車」に関する次の一手が大半を占めています。

後手の対策、先手の対策を細かく分けてあるので、この1冊を完全マスターすれば、中飛車党も、中飛車の相手をする居飛車党も、相手の指し方ひとつ形勢差を付けられてしまうということはなくなりそうです。

「ツノ銀中飛車対▲4六金戦法」のような懐かしい戦法も掲載されていて、まさに「網羅」という言葉がふさわしい内容となっています。

 

ページ組みは前作を踏襲しています。テーマ1の最初の部分をご覧ください。

 

 

最初の2ページで戦法の概要、そして問題へと移りますが、第1問の下が第16問になっています。

しかし、これは誤植ではありません。

第1問の図面の下に注目!

「まずは上段の問題に挑戦」

次の見開きを見てみましょう。

 

 

第2問は次の次のページの上段にあります。本書は、テーマごとに上の問題をずっと解いていってください。ページをめくっていき、上の問題が終わったら、第1問のあるページに戻り、今度は下の問題をずーっと解いていく、という作りなのです。

この作りにより、第1問の答えを見るときについでに第2問の答えが見えてしまうことがなくなり、またページを行ったり来たりする回数が格段に減って、すらすらと読み進められます。

次に、所司和晴七段によるまえがきをご覧ください。


まえがき
文庫版の定跡次の一手問題集の第二弾としまして、「中飛車定跡コレクション」を発売させていただきました。おかげさまで「四間飛車定跡コレクション」は売上好調で、シリーズ化させていただきました。コレクションという名称から想像されますように、古い定跡から新しいものまで幅広く網羅しています。
各テーマも18章と多く、先手居飛車対後手中飛車のいろいろな戦いを紹介しております。以前は四間飛車が振り飛車の王様と呼ばれ最も多く指されていましたが、ここ1~2年プロ間では中飛車の採用率が四間飛車を上回っています。
中飛車側は現在も多く指されているゴキゲン中飛車がメインで、全体の4分の3ほどページを費やしています。またゴキゲン中飛車に対して最有力とみられている超速については全体の3分の1ほどのボリュームとなっています。また古い定跡では、オールドファンには懐かしいツノ銀中飛車対▲4六金戦法なども収録しています。
本書は中飛車コレクションという題名ですが、居飛車目線の次の一手も多いです。ですので、中飛車を指される方とともに、中飛車対策としてもご活用できると思います。
ぜひ本書を活用し、棋力アップしていただけると著者として幸いです。

平成30年5月 所司 和晴


前作同様、「居飛車目線の次の一手も多い」と書かれていらっしゃいます。中飛車、居飛車のどちらかに肩入れした内容ではありませんので、すべての方に手に取っていただきたいです。

最後に、「テーマ2 ゴキゲン中飛車△3二銀型対超速」から2問を紹介します。

この2問の違いは、2筋の突き捨てを入れているかどうかのみ。

双方の正しい飛車の逃げ場所はどこでしょうか。


 

 

 

第78問(突き捨てあり)の答えはこちら。

第79問(突き捨てなし)の答えはこちら。

この2問でわかるように、各テーマとも細かいところまで勉強できます。

 

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