2018.04.24
谷川浩司九段「悔しくないのか」発言後に活躍している棋士 その2
谷川浩司九段「悔しくないのか」発言後に好調なのは、谷川九段ご本人だけではありませんでした。
昨日、谷川浩司九段のご自身のコメント「悔しくないのか」後の活躍を紹介いたしました。実はコメントのあった2月17日以降の棋士成績を調べている時、もうお一人、星に目が止まった棋士がいらっしゃいました。
その棋士の名は・・・
都成竜馬五段(28)!
はい。棋界唯一の谷川浩司九段門下のプロ棋士ございます。
宮崎県出身、名前の読みは(となり・りゅうま)で、下の名前は坂本龍馬の(りょうま)ではなく、角行(角)の裏と同じです。
高身長かつイケメン、女性ファンが大層多いと聞いております。
おまけ:将棋情報局Twitter2018年2月26日「イケメンで 将棋が強くて 字も上手い モテるはずだよ 都成竜馬」
2月17日以降の全局結果は以下の通り。
もっとも2017年度は全体の勝率が0.744(32-11)、順位戦C級2組で昇級を果たすなど好成績だったのですが、それにしても2月17日からはテレビ棋戦での1敗のみ、押しも押されもせぬ実力者・豊島将之八段からの勝利を含めての10勝1敗ですから、並々ならぬ気合を感じずにいられません。
藤井聡太六段の棋戦優勝を受けての、師匠・谷川九段のコメント
「20代・30代の棋士に対しては、君たち、悔しくないのかと言いたい気持ちもあります。」
これを聞いた28歳、公式戦での対藤井六段戦0勝3敗の都成五段はどう思われたのでしょう。
これはまったくの推測ですが・・・
「これは自分に言ってくださっているんだ」
という心境だったのではないでしょうか。
☆
この都成五段、藤井六段も成し得なかった輝かしい勲章を持っています。
奨励会員時代に新人王戦で優勝したのは、長い歴史の中でもこの都成五段だけなのです。
好調な近況、再度の爆発に期待をせずにはいられません。
週刊将棋2013年10月30日号より、第44期新人王戦決勝三番勝負第3局レポート