【将棋入門 基本ルール編5】玉を「詰ます」とは|将棋情報局

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【将棋入門 基本ルール編5】玉を「詰ます」とは

ここまでで、駒の動かし方は一通り学びました。それでは、どうしたら勝ちになるのでしょう。ここでは、将棋に勝つための大事なルール「詰み」について学びます。

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駒の並べ方、動かし方は一通り学びました。それではいったいどうすれば勝ちになるのでしょう。

◇将棋の目的

将棋の勝ち負けの決定方法について学びます。
簡単に言えば、将棋は相手の玉を取れば勝ちとなります。第1図は先手が▲5二歩と打った局面です。後手は放置すると、次に玉が取られてしまいます。「次に玉を取るぞ」という手を「王手」といいます。
【第1図】

そこで後手は玉を逃げなければいけません。しかし△5二同玉(第2図)と歩を取ると、6三の金に取られてしまいます。
【第2図】
残る逃げ場のうち、相手の駒に取られない4一、4二、6一の3カ所のうちどこかに逃げなければなりません(第3図)。王手が掛かっているのに防がなかったり、玉が自ら取られる位置に動いたりするとその時点で負けとなります。
【第3図】

◇詰みの例

しかし、実際のゲームは玉を取られる一歩手前、玉がどう逃げても取られる状態になると終了となります。これを「詰み」と言います。
第4図は銀で王手が掛かっています。玉は逃げられるでしょうか。どう応じても次には玉が取られてしまうことを確認してください。▲6九玉や▲4九玉は銀で、▲6八玉や▲4八玉は金で取られてしまいます。また▲5八同玉と銀を取っても金に取り返されてしまいます。
【第4図】
こういう状態のとき、先手の玉は「詰んでいる」といいます。逆にいえば「詰ます」とは、相手の玉がどう応じても次に取られる状態の王手を掛けることです。
第5図は後手の玉が詰んでいる例。後手がどう応じても先手は次に玉を取ることができるのを確認してください。これで先手の勝ちとなります。
【第5図】

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