東の永瀬か、西の菅井か 火花散る同級生決戦! 叡王戦挑戦者決定戦|将棋情報局

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東の永瀬か、西の菅井か 火花散る同級生決戦! 叡王戦挑戦者決定戦

東西期待の星がひのき舞台目指し三番勝負!

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高見泰地叡王への挑戦権を争う第4期叡王戦(ドワンゴ主催)挑戦者決定三番勝負の第1局が2月11日に行われます。

今期、名乗りを挙げたのは永瀬拓矢七段と菅井竜也七段。

タイトル戦に昇格した前期第3期も、高見叡王(当時五段→七番勝負進出により六段)と金井恒太六段が、タイトル保持者、A級棋士を次々と倒して初代叡王を決める決勝七番勝負に進みファンをあっと言わせましたが、今期もフレッシュな組み合わせとなりました。


永瀬七段(左)と菅井七段による挑戦者決定戦三番勝負は激戦必至!

 

叡王戦はまず段位別予選を行い、九段から4人、八段、七段、六段から各3人、五段から2人、四段から1人を選出。これに前期ベスト4とタイトル保持者などのシード棋士を合わせた24人による本戦が行われ、優勝者が時の叡王への挑戦権を獲得、七番勝負によりタイトルを争います。

本戦以降はすべて「ニコニコ生放送」で中継される点、タイトルを争う七番勝負には、棋界初の試みである両者による言わば「持ち時間選択制」が取り入れられ、[第1・2局]、[第3・4局]、[第5・6局]がそれぞれ持ち時間[1時間][3時間][5時間]のいずれかで指される点が大きな特徴です。第7局までもつれた場合、持ち時間は6時間と定められています。

今期、挑戦者決定戦に進んだ両者を紹介しましょう。

永瀬七段は神奈川県出身。2009年10月プロデビュー。2016年度に第87期棋聖戦、2017年度に第43期棋王戦で挑戦者となっています。いずれも敗退していますが、3回目のひのき舞台に立ち、そろそろ結果を得たいとの思いも強いでしょう。通算成績は298勝119敗、勝率は[0.7146]と堂々の7割超え、関東期待の棋士です。今期は段位別予選「七段戦」を勝ち抜き、本戦で遠山雄亮六段、丸山忠久九段、及川拓馬六段、郷田真隆九段を下しての挑戦者決定戦進出です。

菅井七段は岡山県出身。2010年4月プロデビュー。2017年度、第58期王位戦で羽生善治王位(当時)を4―1で破りタイトルを獲得しています。翌第59期に残念ながら失冠しましたが、通算成績は282勝121敗、[0.6997]とこちらも高勝率を誇る関西期待の棋士です。今期は棋戦スタート時にタイトルを保持していたため予選免除、本戦から出場し、羽生善治九段、行方尚史八段、渡辺大夢五段、渡辺明棋王を下して挑戦者決定戦に進出しました。

共通点も多数あります。まず、いずれも1992年生まれの26歳、同級生(菅井七段が4月、永瀬七段が9月生まれ)であること。プロデビューも半期違い、新人王に輝いている点(永瀬七段が2012年度の第43期、菅井七段が2015年度の第46期)も同じです。

それぞれ東西の期待を背負う立場、ライバルと呼ぶにふさわしい両者による三番勝負となりました。激戦必至、見逃し厳禁です!

三番勝負の日程は以下の通りです。

☆第1局:2月11日
☆第2局:2月19日
☆第3局:2月22日

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