本書はセキュリティを「切り分けられた一つの構成要素」としてみるのではなく、設計から全体を通して考慮すべきものという考え方を伝えています。以下は前書きからの引用です。
"本書ではバッファ・オーバーフロー、暗号学的ハッシュ関数の欠点、使用すべき認証方法などの従来のセキュリティのトピックについてはあまり語ることはしません。そうではなく、本書では、なぜ、特定の設計を選択することがセキュリティにおいて重要となるのか、そして、どのような設計を行うことで安全なソフトウェアを構築できるのか、ということについて学んでいきます。"

本書は機械学習や画像処理、統計処理など、プログラミングをする上で必要な数学をコーディングを通して学ぶことができる一冊です。
また、習熟度を確認するために300題以上の練習問題を収録！ 解説を読むことでバッチリ知識を習得することができます。
アルゴリズム実技検定などにも役立ちます。

本書はPythonの初学者が入門書を読み終えたあと、次のステップへ導く内容で構成されています。
入門書を読めばPythonでできることが増えた状態になりますが、Pythonを実業務で利用しているプロフェッショナルとはまだ差がある状態です。本書は基本的な関数の使い方を解説するのではなく、きれいなコードの書き方、コマンドラインの使い方、コード整形、リンター、バージョン管理などの開発のために必要な知識を学習することができます。

本書は忍者の巻物をヒントにサイバーセキュリティを解説していますが、原著はアメリカで執筆されています。いわば逆輸入の形となっているユニークな一冊です。
本書の内容はセキュリティを「ハッカーのように考える」という教訓を「忍者のように考える」に転換しました。何世紀にもわたって秘密エージェントとして諜報、偽装、奇襲を成功させてきた忍者こそがセキュリティのヒントになりうると気付いたのです。
ハンズオン形式ではないのでいつでも読める書籍でありながら、内容はしっかりと充実しています。

想定読者は、CPU のしくみや電気や回路について、本当に何も知らない人です。小学生レベルの回路から出発するので前提知識がなくても問題ありません。FPGA評価ボードと呼ばれる手軽に回路を作れるデバイスを利用するので、はんだ付けなどの電子工作は必要ありません。
また本書はCPUの仕組みについて多くのページを割いて説明しているので仕組みを理解したいエンジニアにオススメです。