人事のトラブル 防ぎ方・対応の仕方|Tech Book Zone Manatee

マナティ

86354-016-3.jpg
紙の本を買う

人事のトラブル 防ぎ方・対応の仕方

シーアンドアール研究所

 近年、労働環境の激変により、労使間のトラブルが急増しています。労使トラブルは社員の小さな疑問や不満、不安から発生します。それも対応した人事担当者との些細な行き違いから、問題が大きくなるケースも多くなっています。
 本書は、単に法律的な立場からではなく、現場の人事担当者としての「社員への応対」に主軸を置き、「大きな問題にならないように労使トラブルを押さえる」ための策を「伝説の人事部長」の異名をとる谷所健一郎が、その豊富な経験を元に語ります。

目次

●序 章人事の仕事の本質とは?人事の仕事10か条
●第1章服務に関する対応策
●第2章賃金に関する対応策
●第3章労働時間・勤怠に関する対応策
●第4章職務能力・職務状況に関する対応策
●第5章異動・配属に関する対応策
●第6章採用に関する対応策
●第7章退職に関する対応策
●第8章人事考課、研修などに関する対応策

著者プロフィール

  • 谷所健一郎(著者)

    谷所 健一郎(やどころけんいちろう)
    有限会社キャリアドメイン代表取締役
    日本キャリア開発協会正会員
    キャリアデベロップメントアドバイザー(CDA)
    ニューヨーク州立高校へ留学、武蔵大学卒業後、株式会社ヤナセに入社し、大型雪上車の営業職として日本全国のスキー場で営業に携わる。30歳で株式会社ソシエワールドへ転職し、その後一貫して人事職に携わり、株式会社綱八人事部長を経て、独立。
    1万人以上の面接経験から、就職、転職に関する書籍を数多く執筆し、採用コンサルティング、求人サイトの連載、就職、転職セミナー、講演を積極的に行う。就職と資格の専門校ジップスキャリアパソコンスクール、ジャパンヨガアカデミー相模大野、ヤドケン転職道場を経営。

    【担当編集者から】
    100年に大不況といわれる昨今、経営者と労働者の問題がクローズアップされています。労働者が「自衛」の名の下に労働法の知識を身に付け、旧態依然の経営者に対して権利を声高に主張する。このこと自体は決して間違ったことではないのですが、嫌でもこの経営者と従業員の摩擦の矢面に立たざるを得ないのが人事の担当者です。そして、人事担当者の何気ない言葉が不満を持つ従業員を刺激して、小さな不満を大きな労働トラブルに発展させてしまうかもしれないのです。
    「伝説の人事部長」の異名をとる谷所健一郎氏は、「一人の人間として」従業員の悩みに真摯に応えていくことが人事トラブルを防ぐ最大のポイントと説いています。「本当に会社をよくするために果たさなければならない人事の役割」とは、そんなことを考えさせてくれる1冊です。(三浦聡)