基礎から学ぶARKit|Tech Book Zone Manatee

マナティ

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基礎から学ぶARKit

シーアンドーアール研究所

ARKitはARアプリを作るためのフレームワークです。ARKitを使うことでiPhoneやiPadで動く、高度なAR機能を持ったアプリを作ることができます。
本書ではARKitを使ったiPhone/iPad向けのAR開発を丁寧に解説しています。
開発の基本からDepth API、ピープルオクルージョン、物理シミュレーション、モーションキャプチャなども解説しています。

■序文より抜粋
 本書はARアプリを作るためのフレームワークであるARKitのAPIの使い方の解説書です。ARKitを使うことでiPhoneやiPadで動く、高度なAR機能を持ったアプリを作ることができます。

 ARというとカメラのライブ映像と3Dコンテンツや情報を合成して表示するということがすべてのように思われるかもしれません。しかし、著者はARの肝は現実の空間を認識することにあると思います。ARKitは現実の空間の平面や顔、画像、オブジェクトなどを認識し、それが何であるか、コンテンツと衝突しているなども認識します。その上でコンテンツを合成します。ただのオーバーレイではなく、その場所に実際にそのコンテンツがあるかのように振る舞います。そのためには、高度なレンダリングフレームワークが必要です。それがSceneKitやRealityKitです。

 本書ではCHAPTER 01とCHAPTER 02でARKitとSceneKitの基礎を解説します。CHAPTER 03でRealityKit、CHAPTER 04以降でARKitの個別の機能を解説します。ARKitをはじめて触れる方はCHAPTER 01から順番に読まれることとをおすすめします。

 本書を通して、読者の皆様のお役に立つことができたならば、著者としてこれ以上の幸せはありません。ARKitはデバイスの外までアプリを広げてくれるような重要な技術です。皆さんが開発されるアプリに新たな可能性を広げてくれるものと思います。どうぞ楽しんでください。

※EPUBは固定型のものになります。

発売日:2022-04-14

ページ数:312ページ

目次

CHAPTER 01 はじめてのARKit
CHAPTER 02 状態遷移
CHAPTER 03 RealityKit入門
CHAPTER 04 画像認識
CHAPTER 05 物体認識
CHAPTER 06 顔のトラッキング
CHAPTER 07 レンダリングへの環境反映
CHAPTER 08 コリジョン
CHAPTER 09 物理シミュレーション
CHAPTER 10 モーションキャプチャとポストプロセス

著者プロフィール

  • 林晃(著者)

    アールケー開発 代表。macOS/iOSアプリ/SDK/ミドルウェア開発が専門の開発者。
    東京電機大学工学部第二部電子工学科を卒業後、大手精密機器メーカー系のソフトウェア開発会社に就職し、その後、独立。
    2005年にアールケー開発を開業し、企業から依頼を受けて、ソフトウェアの受託開発を行っている。macOSやiOS向けのソフトウェア開発を専門に、画像/動画/音声編集プログラム、ハードウェア制御プログラム(ドライバ/ミドルウェア/SDK)、ネットワーク通信プログラム(プロトコルスタック/SDK)、クロスプラットフォーム対応については長い経験を持ち、多くの開発を手がける。
    開発実務経験を基に、ソフトウェアの受託開発、教育コンテンツ開発、技術書執筆、企業への技術指導・技術情報提供、専門家向け技術指導セミナー講師、行政・自治体での庁内研修講師(プログラミング的思考など)も務めている。
    ソフトウェア開発の最前線で開発を行いながら、最前線からの技術情報を学べるコンテンツを制作している。
    ■Webサイト
      URL https://www.rk-k.com//

    ■Twitter
     @studiork