2025.04.08
『こう書く! セキスペ 情報処理安全確保支援士』書店先行は完売! 電子版の先行販売がスタート

『こう書く! セキスペ 情報処理安全確保支援士』とは?
書店の先行販売では即日完売となった、情報処理安全確保支援士 ( 登録セキスペ ) 試験対策本。ご要望を受けて、電子書籍版(PDF・Kindle)の先行販売が4/8(火)からスタートしました! ManateeではPDF版をお買い求めいただくことができます。4/20(日)に控えた春試験直前の対策に、是非お役立てくださいませ。
「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」とは?
サイバー攻撃の高度化・増加にしたがって、その社会的脅威が急速に増大し続ける昨今。サイバーセキュリティ対策の社会的課題化、人材確保が急務となりつつあるなか、2016年10月に「情報処理の促進に関する法律」が改正され、新たな国家資格として「情報処理安全確保支援士」が誕生しました。その略称である「登録セキスペ」としても、認知が拡大しています。
「情報処理の促進に関する法律」の第六条(情報処理安全確保支援士の業務)には、「情報処理安全確保支援士は、情報処理安全確保支援士の名称を用いて、事業者その他の電子計算機を利用する者によるサイバーセキュリティ(サイバーセキュリティ基本法(平成二十六年法律第百四号)第二条に規定するサイバーセキュリティをいう。以下同じ。)の確保のための取組に関し、サイバーセキュリティに関する相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、必要に応じその取組の実施の状況についての調査、分析及び評価を行い、その結果に基づき指導及び助言を行うことその他事業者その他の電子計算機を利用する者のサイバーセキュリティの確保を支援することを業とする。」と記載されています。
「情報処理の促進に関する法律」では主に第六条から第二十八条にかけて情報処理安全確保支援士について記載されています。これから受験される方、資格取得をめざすかたは一度目を通しておきましょう。
情報処理の促進に関する法律 | e-Gov 法令検索「登録セキスペ」資格の未来
企業は「登録セキスペ」が社員にいることで、顧客視点のセキュリティ要件の理解を深め、ITベンダーやソフトウェア開発会社であれば、自社が提供するシステムやITサービスの信頼性が向上していきます。
デジタル庁が公開しているサービス・業務改革並びにこれらに伴う政府情報システムの整備及び管理についての手続・手順や、各種技術標準等に関する共通ルールや参考ドキュメントをまとめた「デジタル社会推進標準ガイドライン」において、DS-120デジタル・ガバメント推進標準ガイドライン実践ガイドブックの各種テンプレートZIPファイルに格納されている「6章 調達仕様書テンプレート例」のドキュメントを読んでみると、「情報セキュリティ責任者」のアサイン要件に「情報処理安全確保支援士試験の合格者または資格登録者」が記されています。
また、「官公需情報ポータルサイト」にも、入札要件や加点要素として登録セキスペの作業従事者およびその実務経験の記載が掲載されているなど、今後需要が増えていくことが予想される国家資格です。
「登録セキスペ」資格の具体的なお仕事
試験を実施しているIPA(独立行政法人情報処理推進機構)のWebサイトでは、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度を活用している企業や組織の皆さま、資格保有者の皆さまのインタビューが掲載されています。実務のイメージをつかみたい方や、試験へのモチベーションを高めたい方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
インタビュー | デジタル人材の育成 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「登録セキスペ」受験について
情報処理安全確保支援士の試験は、春期の4月と秋期の10月に、年2回開催されます。受検手数料は7,500円で、国家資格のため非課税です。
2025年度の春期試験の実施日は4月20日(日)、秋期試験の実施日は10月12日(日)です。 4月20日(日曜日)実施分はすでに申し込みを締め切っています。令和7年4月1日(火)から受験票ダウンロードが始まっていますので、受験される方は忘れないようにしましょう。2025年度の秋期試験については7月頃から申し込みが始まる予定で、具体的な受付期間や応募者への注意事項などの詳細は決まり次第、お知らせとなっています。詳しくはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)のWebサイトをご覧ください。
スケジュール、手数料など | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構いかがでしたでしょうか? 試験本番を控えている方、資格取得を目指している方、本記事で初めて「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」を知った方に、少しでもお役に立てたら幸いです。