21世紀のロンバード街|Tech Book Zone Manatee

マナティ

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21世紀のロンバード街

東洋経済新報社

中央銀行を「最後の買い手」ととらえることで、従従来の経済学や金融論が見落としてきた金融市場の特質を描いた一冊。

金融市場のあり方をつぶさに観察して書かれた古典的名著、バジョットの『ロンバード街』。
この本では、中央銀行の役割について「最後の貸し手」と整理して、金融関係者の間では、
それが常識となってきた。

しかし、ここ最近の金融危機では、中央銀行はその役割を超えて、金融市場の崩壊を
防ぐためにあらゆる手段で買い支えを行う「最後の買い手」(Dealer of last resort)、
つまりだれもポジションを取って価値のバックストップを提供しないときに、あえて
大量の資産購入を通じて現在の価値の根拠を提供する機能を果たしている。

従来の経済学や金融論が見落としてきた金融市場の特質をとらえたユニークな一冊。

発売日:2021-10-08

目次

日本語版への序文
はじめに

第1章 新旧ロンバード街

第2章 現在の仕組みの起源

第3章 管理の時代

第4章 スワップの妙技

第5章 ディーラーの役割とは

第6章 金融危機の教訓

結論

謝辞
訳者あとがき
参考文献
用語一覧

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