2016.10.24
親子で楽しめるiOSプログラミング入門
パーティクルでリアルな泡を表現
前回はプレイグラウンドの上で、スプライト・キット(Sprite Kit)という2Dゲーム制作用のフレームワークを使って、熱帯魚の画像を表示して上下に動かしてみました。今回はその背景に水中の泡を出すことで、より本格的なアクアリウムを作ってみましょう。水に見立てた青い画面で、下から上に移動しながら消えていく泡を表現したいと思います。
泡のように、同じオブジェクトを位置やスピードだけ変えて多数同時に表示したいときには、「パーティクル」という機能を使います。パーティクルを使って同じような画像をいくつも重ねるだけで、まるで本物のような炎や煙などの表現ができます。RPGゲームの戦闘シーンなどで、光の粒が画面いっぱいに広がる光景を目にすることも多いですが、これにもパーティクルが使われています。
パーティクルは数や色、動きといったパラメータをほんの少し変化させるだけで、まったく違った見た目に仕上がります。変更した結果をすぐに確認できるプレイグラウンドは、パーティクルととても相性がいいのです。