2018.04.05
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Macの定番グラフィックソフト「Pixelmator」から、「Pixelmator Pro」というプロ向けツールが登場した。インターフェイスも機能も大きく刷新したこのソフトは、まさに画像を扱う「プロ」の要求にも応える、頼り甲斐のあるツールに仕上がっている。使い勝手も良く、あらゆるMacユーザにおすすめしたいソフトだ。
新たなプロ向けの定番
Macで写真を細部まで補正したいときやWEB・SNS用に画像を加工したいというとき、どんなソフトを使っているだろうか。
画像を加工するためのツールといえばアドビシステムズのフォトショップがメジャーだが、業務でグラフィックデザインをしている人でなければ、アドビのツール群は少々ハードルの高い選択肢になる。そんなフォトショップに代わるものとして、今ぜひおすすめしたいのが「ピクセルメーター・プロ(Pixelmator Pro)」だ。
ピクセルメーターは、もともとMacのハードウェア性能を十分に引き出せるツールとして定番グラフィックソフトの地位を築き上げてきた。そして昨年末、インターフェイスを一新し、まったく新しいソフトとしてリリースされたのがピクセルメーター・プロだ。単に見た目が変わっただけでなく、写真の補正・編集・加工からグラフィックデザイン、ドローイングまで多様なクリエイティブ用途に使える高品質な機能を搭載し、これまで以上に「頼れる存在」へと進化している。
Pixelmator Pro
【開発】UAB Pixelmator Team
【場所】Mac App Store>グラフィック&デザイン
【価格】7400円
【URL】http://www.pixelmator.com/pro/
プロ向けツールとして登場したPixalmator Proは、見た目の進化だけでなく、高度な画像処理・グラフィックデザインを望むユーザに応えられる機能も数多く搭載している。なお、公式サイトでは30日間の試用版も公開中だ。
非破壊へのこだわり
まずは、大きく変わったインターフェイスについて注目してみよう。ピクセルメーター・プロは、今どきのソフトウェアインターフェイスの考え方を取り入れ、シングルウインドウのシンプルなインターフェイスを採用。しかも通常版の使い勝手に引きずられることなく、ユーザにとって使いやすい画面構成をいちから編み出している。
ピクセルメーター・プロの画面構成は、ウインドウの右端にツールアイコンが置かれ、その隣にツールの設定エリア、キャンバスエリア、そして左端にレイヤーエリアという順序で並んでいる。選択したツールに応じて、隣の設定エリアに表示される項目が切り替わる仕組みだ。たとえば[カラーを調整]を選べば、設定エリアにはホワイトバランスや露光量といった調整スライダが表示されるし、[ペイント]を選べば、ブラシサイズを変えるスライダやブラシ形状の種類が表示される。どんな設定ができるのかが瞬時にわかる、非常に合理的なインターフェイスだと感じる。