2017.10.18
「Insta360 ONE」は、360度全天球の景色を記録するパノラマカメラです。
次世代パノラマカメラの登場
360度全天球の景色を記録するパノラマカメラ。その業界標準ともいえる「リコー シータS(RICOH THETA S)が登場して2年が経ちました。その間、VRビューアが普及したことで、パノラマコンテンツの主戦場が静止画から動画へとシフト。特に、VRビューアでは360度映像の中から見たい部分だけを切り取るため、HD画質程度では満足がいかず、さらなる画質のアップが求められていたのでした。
そんな中、4K動画をリアルタイムで吐き出す次世代パノラマカメラ「リコー シータV(RICOH THETA V)」と「インスタ360ワン(Insta360 ONE)」の2機種が立て続けに発売されました。シータVの売りは、アンドロイドOS採用による拡張性と防水ケースによるアクションカム的な使い勝手。一方、インスタ360ワンの特徴は、ライトニング直挿しによるライブビュー機能や高速ファイル転送といった使い勝手の良さ、そして新機能「バレットタイム撮影」でしょう。
バレットタイムとは、映画「マトリックス」の弾除けシーンのように、被写体を取り囲みながら撮影する機能のこと。今までのパノラマカメラは自分の周囲360度を記録していましたが、逆に外から自分を記録してしまおうという魂胆です。なにそれ、新しい。というわけで試してみました。