2017.03.08
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音楽や動画、電子書籍といった分野では、月額課金によるサブスクリプションサービスが支持を集め始めている。サブスクリプションは少ないコストでたくさんのコンテンツを楽しめるのがメリットだが、その仕組みがMac用ソフトでも提供されていると知ったら、読者の皆さんは興味を示すだろうか。
魅力的なツールが充実
本来有料のMac用ソフト、しかも便利でクオリティの高い複数のソフトが使い放題になる。そんな魅力的なサービスが登場した。
この「SETAPP」というサービスは、早い話がMac用ソフトのサブスクリプションサービスだ。月額は9ドル99セント(約1100円)で、現在65種類のソフトがラインアップされている。個別に購入すると約5000円するタイトルも複数あり、そうしたソフトの数々を手軽に使えるのは大きなメリットだ。
もっとも、この9ドル99セントという金額に魅力を感じるかどうかは、ユーザ次第だといえる。映画や音楽などのサブスクリプションと違い、1カ月に何本ものMacソフトを試したいと思っているMacユーザは限られるだろう。使いたいソフトが数本だけなら、単体で購入してしまったほうが手っ取り早い。
そこで重要になるのが、ラインアップのクオリティだ。このサービが成功するカギは、無闇に登録タイトル数を増やすことではなく、自信を持って勧められるソフトを追加していけるかどうかだ。その結果「SETAPPが選んだソフトなら使ってみるか」と思ってもらえるようになれば、サブスクリプションサービスとして定着していくはず。
その点、現在登録されている65タイトルには、魅力的なツールがしっかり揃っている。1カ月は無料で試せるので、興味を持った人はまずインストールしてみて、今後の動向をチェックしていくといいだろう。