2017.02.05
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Macアップストアで提供されているソフトをインストールするには、通常は「App Store」のソフトを経由してダウンロードを行う。自分が複数台のMacを持っている場合は、それぞれでダウンロードする手間が発生するが、実は、この手間を回避してソフトをインストールパッケージにしてしまう方法も存在する。
再ダウンロードの手間が不要に
「アップストア・エクストラクト(AppStore Extract)」は、Macアップストアで公開されているソフトをインストールパッケージに変換するスクリプトだ。出来上がったインストールパッケージを使えば、他のMacでも再ダウンロードすることなくソフトをインストールができる。変換にはターミナルを使う必要があるが、手順さえわかればコマンドを習得していなくても問題ないはずだ。
このスクリプトは、もともと企業や大学のMac管理者向けに作られたツールだが、複数台のMacを持っているユーザなら、個人であってもメリットがある。
たとえば、Macアップストアには、1GBを超えるような大容量のソフトも複数存在しており、Macごとにダウンロードしなくて済むようになるのはありがたい。また、インターネット接続がない環境でもソフトをインストールできるようになったり、ソフトがMacアップストアでの配信を停止してしまった場合でも、手元にインストーラがあればいつでも再インストールができるなど、メリットは意外に多い。
なお、使用にあたっては、Macアップストアの利用規約に留意が必要だ。企業では複数のライセンスを一括購入できるVPP(Volume Purchase Program)を利用できるが、個人の場合、ソフトの利用は購入した本人に限られる。本人以外のマシンにソフトをインストールすることは、仮に問題なく動作したとしても規約違反になる。この点はしっかり理解しておこう。
(1)まず、公開されているWEBサイトにアクセスし、画面内にある[Clone or download]からZIPファイル形式でダウンロードしよう。【URL】https://github.com/maxschlapfer/MacAdminHelpers