2015.10.09
オリンパスイメージング社のカメラ「AIR A01」を氷川りそなが徹底検証。交換レンズとともに広がる、新しいカメラの世界を体験しました。
2015年カメラの旅
新型iPhoneの発売(がされているはず)で物欲もみなぎる秋、皆さまいかがお過ごしですか?今回のiPhoneもきっとカメラ性能が向上していると思われますが、もうそろそろかつての「コンパクトデジカメ」はスマートフォンに置き換わったといってもいいんじゃないでしょうか。
「これはiPhoneで撮りました」みたいなCMが出るくらいきれいに撮れちゃうわけで、もう日常のスナップショットどころか、取材の撮影ですらiPhoneで撮っても問題ないレベルです。いい時代になりました。
とはいえ、デジカメが不要なわけではありません。カメラ好きの筆者としてとても気になっていた製品が、今年の春に発売になったオリンパスの新ジャンルカメラ「AIR A01(以下A01)」です。
センサユニット以外の部品を大幅に省略した本体デザインは、ミラーレスどころか「ファインダーレス」カメラといった風貌。スマートフォンと常時ワイヤレス通信をして、撮影のコントロールを任せてしまおう、というコンセプト。よくいえばデジタルカメラの最小形ですが、見た目は完全にイロモノ…じゃなかった上級者向けの製品に見えます。