10 iPhoneケースのリーク情報と開発準備の話。(1/2)|MacFan

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アップルプロダクトのデザインから考えるものと人と機械の交差点

10 iPhoneケースのリーク情報と開発準備の話。(1/2)

文●山田井ユウキ

アップルのプロダクトデザインはすごい、そう言われる。その一方で、国産のプロダクトはどうだろう? 中途半端で、“OKデザイン”のもので溢れていない!? グローバル社会で戦えるようなMade in Japanの製品を。妥協しないものづくりを実践するDAQが、アップル製品を例に今のプロダクトデザインの地平を語る。

リーク情報は量産に入ってから!?

─ はじめに断っておくと、このインタビューを行っている現在、新しいiPhoneは発売されていません。それを踏まえたうえでお聞きしたいのですが、DAQさんは新しいiPhoneケースをすでに開発されているんですよね?

後】そうですね。準備は整っています。

─ とはいえ、アップルから事前に新しいiPhoneの情報が出てくるわけではないですよね。

【後】公式には出てこないですね。

─ 生産に入ってしまうと後戻りできなくなると思うのですが、具体的にはいつ頃、GOサインを出されるのですか?

【後】準備が整ったといえるのはここ半月くらいでしょうか。8月に入ってからくらいですね。iPhoneの発売日って、最近はもうだいたいわかりますよね。そこから逆算して発売日に間に合わせるにはいつから生産すればいいかを考えて、結果としてジャッジするのは1カ月~1カ月半前くらいになります。